光明。

 

暗闇に

突如として

現れる

 

それは

 

網膜に

眩しさと

 

知覚に

わずかな

痛みを

 

そして

 

温かさと

安堵を

 

もたらす

 

光源が

大きければ

大きいほど

 

光が

強ければ

強いほど

 

目が眩む

 

それも

いずれ

慣れ

 

そこへ向かい

手を伸ばす

 

光に

届かんとするものの

手が

体が

 

背後に

また

影を作り

 

光を

覆い尽くす

 

それを

どうやって

払い除けるか


振り払うか

撃ち落とすか

 

それとも

 

自らの中に

 

火を

灯すか

 

あるいは

 

灯すまでもないと

 

気付けるか

 

【蛇足】2020.10.31

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