入社2年目までに、私の鼻を(いい意味で)へし折ってくれた5つの言葉

直近、入社からの10年の軌跡をふりかえる機会があって「あぁ、最初の数年でいろいろ叱咤してもらって変なプライドを取り除いてもらったのは、わたしの社会人スタート期にはよかったんだなぁ」とふと思えました。

ということで、

今になってとても感謝している、入社2年までにわたしの鼻を見事にへし折ってくれた、厳しくもありがたき言葉たちwをまとめてみようと思います。

※もちろん受け取り方は人によるし、相性もあると思うので、私には刺さった言葉という意味の紹介ですが。

1.「悪いけど、このクオリティだとバイト以下だよ。」 

これ、たしか配属1週目でしたね。鼻ポッキーンね。
最初に頼まれて作成した資料にもらったフィードバック。
「誤字脱字ありまくり。図もそろってない。こんなんだったら、バイトくんに頼んだほうがよいよ。」

正直、そんな言い方しなくても…って凹んだんだけど、そこは負けず嫌いの私に火をつけまして、、、
ミスは直すとして、バイトを超えるにはどうすべきか考えた結果、「頼まれていないけど、別案です。」という形でオプションアイディアをつけてみた。そしたら、「いいじゃん。クライアントにも出してみるよー」となり、「よし!」と。

言われたことをきっちりできたら優秀なバイトくん、それ以上の価値を少しでもださなきゃ、という認識がすりこまれました。

2.「なんかな~、お前おもろないねんな~…」

入社して1ヵ月くらいたったとき、教育担当だった先輩に言われたひとこと。

「もっと自分を出していかな!一緒に仕事したいって思われんぞ。」

一応半分関西の血も入ってるし、学生時代は野口さん系キャラでつまらない人というラベルではなかったので、結構ショックだった。

その先輩はキャラが濃くて、クライアントにも社内でも愛されて仕事をとってきてた方だったので「え、この先輩は特別じゃん…」と思いかけたのだけど、周りを見渡すと…ぼそっと面白いこという人、いじられて笑いとってる人、天然キャラで愛されてる人、先輩たちはそれぞれ個性とやり方は違えど、みんなちゃんと笑いはとってることに気づきました。

働く上でも、どこか愛される人でいることの大切さを知りました。
ちなみに…、のちにその先輩に「たしかに出せと言うたけど、お前キャラだしすぎやろ」といわれる笑い話に。

3.「会議でなにも発言しないやつは無価値。」

これは私以外に対して言う場面も含め、何度もよく聞かされた。「新人でも会社に給料もらっている身。この会議1時間にもコストが支払われているのに、なにも価値を出さないのはビジネスマンとしてあり得ない。」

「会議の場では、新人とかいう立場は関係ない。自分の立場でおもうことを発言すればいい。ましてやブレストなんて、もっとフラットなんだから、アイディアださないとかありえない。すくなくとも、俺は今後そいつはブレストには呼ばない。」

なかなか厳しい言い方に「うぅ」ってなったけど、仕事をしてお金をもらうってことがどういうことか気付かせてもらった言葉で、今でもよく思い出します。

4.「お前には何個もある案件のひとつかもしれないけど、クライアントは毎日これ考えてるし、下手したらクビがかかってる。」

2年目になって、複数案件まわしながら案の定てんぱりはじめる、私。
そこで、言われた一言。

「お前はこの案件がうまくいかなくてもクビにならないけど、あの人はクビになるかもしれないんだよ。」

自分がてんぱりはじめると、どこか雑になったり浅くなったりしていた私の視点をがらっと変えてくれて、受託で仕事する場合に忘れちゃいかん温度感を教えてくれました。

5.「たぶん君ね、すべき仕事を必死でしてない。もっと仕事して。」

これはかなり衝撃的で印象に残っているんですが、補足が必要ですね。

たしか2年目も後半になって、会社のことや部署のことで結構不満がでてきていて、すこし上の人に時間をもらって「もっとこういう風にしていくべきだと思います!」とどや顔でモノ申したんですよね。そしたら…

会社のことを考える視点はとても大切でいい姿勢だとは思うし、その問題ももちろん認識してるから1意見として受け取っておくと前置いた上で、「でも、その問題を考えるのは俺たちの仕事。たぶんいま君がすべき仕事も悩むべきことも別にあって、それに必死に取り組んでたら、これにこんなに悩む暇ないと思う。だからさ、仕事、してw。」

なんだか肩透かしにあったような感じで「えw」と笑えてきて。そっか、2年目のわたしごときが悶々としている会社の問題なんて、上の人にとってはすでに当たり前に議論されているんだよな、と。

で言われた通り、意見はしてもそこに悩むのは辞めて、自分の仕事に邁進してみたら、たしかにいい成果がだせた。だいぶ後になって、『7つの習慣』の研修で「自分にはコントロールできない範囲で悩まずに、影響できる範囲にフォーカスせよ」というのを聞いてこれだったんだな、と気付くわけです。

と書き出してみましたが、もちろんこんな手厳しい言葉をもらいつつも、ちゃんとどこかでは褒めていただいたり、別レイヤーの人がフォロー役で優しく声掛けしてくれたり、いわゆるブラック環境ではなかったですからね(一応強調)。年が経つほど、すごく恵まれていたと実感しています。

この場を借りて御礼をば。ありがとうございます!!

#仕事 #ビジネス #新入社員

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