ふと感じる、保育園の本当の価値。
保育園の入園可否の結果が届くこの時期。今年もざわざわしていますね。
ちょうど2年前、祈るように区からの封筒を開けた我が家にとっては、まったく他人事ではありません。
激戦区でかなり厳しい状況でしたが、結果的に、すこし遠いけど通える範囲に新設園が運よくできて(新設園は持ち上がりがなく、枠が多い)、第5希望でしたが滑り込めました。
ただ、いざ入園となると、「う、見学できない状態で申し込んだけど、園庭狭いなぁ…」「新設だから先生たちのチームワークがみえず不安…」「子育て経験のない若い先生ばかりで大丈夫か?」「でも、入れただけラッキーだもんな…」「慣れ保育でこんなにガン泣きされ、ここまでして私は働くのか…」と色々もやもやしました。
でも、2年通った今となっては、”預かってもらえるから、働ける”という物理的な価値以上のものを感じます。
最近もふとそれを実感した瞬間がありました。
3歳児健診で息子が視力で要検査になってしまって少し不安になった私。もちろん夫や遠くにいる自分の親と話したりもしたのですが、その時一番話したいなって思ったのは保育園の先生。
「要検査ってことになったんですよ。ちょっとびっくり。普段違和感感じないですよね?」「うんうん、そうですね、全然。びっくり。」というかんじで共感しながら少し話しをきいてもらうだけで、なんだかちょっと安心。
「また結果でたら話しましょうね。」とか会話をして、気が付きました。
あ、日々長い時間みてくれている保育士さんって、”わたしの子育てプロジェクト”があるとすると、大切なチームメンバーで、共感度合でいうと家族に匹敵するんだな~と。
普段から、短い会話ながらも
保)「最近●●くん、こうですよね、成長しましたね~」
私)「そうそう、そうなんですよ~」
とか、
私)「うちのこ、ほんとびびりな性格ですよね~」
保)「ははは。そうですねぇ。でも、園ではこんなときもありますよ!」
とか、
保)「今日オムツじゃなくてパンツはきたいって言ったんです~!」
私)「おぉ!やっとですね。」
保)「いい傾向ですね!でもあせらず進めましょう。」
そんな会話を積み重ねてるからこそ、チーム感がある。
核家族化が進んで、地域社会もあまりなくなってしまった現代の都会で子育てするママにとって、孤独感がひとつの大きな問題だとすると、チームメンバーはすごくすごくすごく貴重。
そういう意味で精神的にもサポートされてるんだなぁ、と保育園という場の価値を改めて実感したのです。
もちろん、保育園というかたちでなくても、シッターさんもそうだし、児童館とかもその役割を果たせると思うので、どんな形であれ、親にとって自分の"子育てプロジェクトチーム"が組みやすい整備がされていくといいなぁと思います。
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