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「2人子育ての大変さは2倍じゃない説」を解き明かしてみる

どうやら今の日本では、1人の女性が2人出産しないと、人口水準が保てないらしいです。(※ここ数年の合計特殊出生率は1.4くらい。)

と、いわれましてもね… 知るかっ、と。

正直、無理っす。1人でも精いっぱい。お金も体力も精神的にも無理しないときつい。働く身としては、やっと仕事復帰してペースできたのに、また振り出しかよ。これが本音。

私自身も、さんざん悩んだ。
そして、何度か先輩ママに「実際どうすか?二人ってやっぱり大変?」と、聞いてみた。

で、あるあるな答えがこれ。

「大丈夫、2倍じゃない。なんとかなる!」

いや、いやいやいや、嘘だろ~!
1人いるだけでもこんだけパツパツなのに…。
むしろ2倍じゃなくて、3倍くらいになるんじゃ?

とにわかに信じがたい自分がいました。

で、ふたを開けてみると、、、

これはたしかに…2倍じゃない!明らかに!

育休取得したというのもありますが、1人目の0歳育児よりも明らかに楽です。

1人目のときは、しんどい、不安が7割で、3割くらいの「かわいい/ハッピー」を糧に頑張る日々だったけど、しんどいは少し減り、不安がかなり減ったおかげで、「かわいい!」が6割くらいという逆転っぷりです。
図にするとこんなかんじ↓

なんでこうなるのか、もうちょっと考えていこうとおもいます。(分析&整理してしまうのはもはや職業病…。)

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まず、不安が激減する理由について。

赤ちゃん育児の不安の正体はいかによるものと整理してみます。
1.知識の無さ
2.経験の無さ

知識も経験もないのに、急に命を守ることになるので、不安が常につきまとうのです。

1.基本的な知識 ➡すでに頭にインストール済!

いわゆる育児本に載っているような基本的な知識が、すでに頭にインストールされてるのは大きいです。
予防接種のこと、離乳食のこと、月齢による成長のこと、病気の症状のこと。
たしかに1人目のときも産前に本で読んだりはできるのですが、「ふーん」というかんじでなかなか頭にはいってこない。本当に必要なタイミングじゃないと知識ってはいってこないものですよね。

1人目のとき、不安になって調べたりしていたことがきちんと資産になってます。

2.経験による知識 ➡すでに身体にインストール済!

育児には、実際やってみないとわからない知識が多い。
げっぷが出やすい姿勢や、抱っこひもの仕方とか、あかちゃんが喜ぶ遊び方とか、身体で覚える知識
換気扇の音で寝やすいとか、こんなモノを持ち歩くと便利とか、TIPS的な知識
どこの病院がいいとか、児童館がどこにあるかとか、この地域の保活はどうか、とかローカルな知識
このあたりが、備わっているのは相当大きいと思います。

そして、なによりも1番大きいのは、
『その都度、絶え間なくいろいろ不安になるんだけど、
少し後になるとなんで私あんなことですごく悩んでたんだろう…』

という経験を繰り返してきたことにより、無駄に悩み過ぎなくなるという事だと思う。

つぎに、しんどさの変化について。

赤ちゃん育児のしんどさを大きく2つに分けてみます。

1.身体的なしんどさ(睡眠不足、体力)
2.精神的なしんどさ(孤独感、閉塞感、気負いすぎ)

1.身体的なしんどさ
実は、これは、ちょっと増しますね。
自分も年齢が上がってるし、1人目にも体力を奪われるし、2人の昼寝のタイミングがずれてて一緒に休めなかったり…。残念ながら、ここは増えちゃいます。

2.精神的なしんどさ
でも、こっちがだいぶ軽減されます。

まず、上の子がいることでずっとどちらかにかかりっきりということが物理的にもできなくなります。
こっちの相手して、次、こっちの相手してと切り替えることになるので、どこか閉塞感がなくなります。(仕事でも複数プロジェクト回していたほうが健全なことって結構ある!)

また、おしゃべりできない赤ちゃんと毎日ずっといるって案外孤独でしんどい瞬間があるのですが、わたしの場合は上の子がもう3歳になのっていたこともあり、おしゃべりができる月齢だったので、上の子と話すのが気晴らしになっていました。ありがたや、長男。

そして、パパも2回目だというのもポイントです。
チームメンバーが初心者よりも、経験者のほうが心強いですよねw。
大変さをよくわかってくれている。子育てで困ったときに、相談しがいがある。2回目なので、わたしと同じように細かいとこで悩み過ぎない。
(1回目のときにきちんと巻き込んでおいてよかった…!)

そんなこともあって、孤独感や閉塞感は感じにくかったように思います。
もちろん前述の不安の減少にともなってしんどさが減るところもあります。

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ということで、やってみてはじめて、
「2人目育児、2倍じゃないわ!
これなら3人目計画するひとの気持ちもわかるかも!」となりました。

2回目の育休も残りわずか、ずっと書いておきたかったことをまとめられてちょっとすっきり。

わたしと同じように、本当は希望しているのにどこか躊躇してしまっている方の参考になれば幸いです。(ペコリ

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