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「不完全なこの世界で、お手製の希望を創る。」~virtual卒業式、ありがとうございました!~

3.29日 virtual卒業式、皆様のおかげで無事盛大に開催することができました。

御尽力いただいたスタッフの皆様、ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました。

初イベントを通してたくさんの経験ができ、希望が生まれました。

どんな状況でも、粛々と前を向いて、日々を生きていこうと思えました。

ここでは、私自身のvirtual卒業式でのかけがえのない体験をいくつか書いていきますね。最後まで読んでいただけたら幸いです。


【virtual卒業式 開催までの道のり】

このvirtual卒業式の企画を立てた当初、

「参加者が仮に誰もいなかったとしても、私一人でも開催する!」

という決意と覚悟を決めました。

今、この時に開催することに意義がある、と。

成功か失敗かなんて、気にするな。

誰かと比べるな。とにかく、やり切れ。

まずはその実績をつくるだけで、十分な結果を出したことになる。

そんなスタートでした。


ここで、virtual卒業式開催に至る背景について、少しお話させてください。

私には小学校を卒業する子どもがいますが、感染症拡大防止の観点から、保護者は参加できないという寂しい事実がありました。悲しく寂しい気持ちをどうしていいかわからない時間は続きましたが、「なければ自分で創ればいい!」という想いの元、virtual卒業式開催に向けて日にちを決め、走り始めました。

virtual卒業式というイベントは、「やりたい」という願望よりも「やらねば!」という使命感というものに近い気持ちが根っこにありました。


2月末くらいにはvirtual卒業式の構想を練り、あとは会場をどうするか。

3月5日のcluster大規模アップデートで「ここだ!」と決心し、次の日にはイベント日時を決定。

そこからはひた走る日々でした。

始めの一週間は、ワンオペで出来る限りのことを進めていたのですが、それなりに反響が大きくなり、興味関心を持っている人がいることがわかってきました。すると、「せっかくやるなら、たくさんの人と想いを共有できるイベントにしたい」という気持ちが強くなりました。

一緒にイベントをやろうと私が声をかけたゲストの方たちは、私が好きだと思っていたり、話したいと思っていたり、あこがれていたりする人たち。快く引き受けていただけたこと、改めて感謝感謝です。

共に一つの目的に向かう中で、さらにイベント準備は加速し、「きっと良いイベントになる!」という確信が生まれていました。

それぞれがそれぞれに何か抱えながら、忙しい中も時間を捻出して、よりよいイベントにするために尽力してくださったことは、何よりかけがえのない、尊いこと。

初イベントでわからないことだらけの私を、ゲストの方たちはあたたかくサポ―トしてくださいました。すべてのやり取りがとてもスリリングで楽しかったし、勉強になることばかりでした。初めてのチャレンジもいくつか達成でき、私一人の力では決してここまでたどり着けませんでした。本当にありがとうございました。


【イベント当日】

開演21時で、開場は20時。

20時になると、早速何人もの人が会場に来てくれていました。

嬉しくて嬉しくてたまらなかったです。

横一列に整列して待っている人の数がだんだん増えている様子を見ると、思わず笑顔になりました。きっかけをつくってくださった方がいるのでしょうが、自然発生的にこういう現象が起きるのは面白いですね。

virtual卒業式はとっても盛り上がり、ゲスト出演者の方々や会場にいらした参加者の皆様のおかげで、無事に笑顔で終えることができました。

イベント中の回線トラブルや、臨機応変に対応しなければいけない場面もいくつかありましたが、反省点や改善点は今後に活かしていきます。

何より良かったのは、最後まで会場にいてくれた人がとても多くいたこと。

一時間ほどのイベントの予定が二時間ほどかかってしまいましたが、あたたかく見守ってくださった方々の想いはひしひしと感じていました。

本当に、virtual卒業式をやって良かった。

たくさんの方に感想などをいただき、感動に泣き崩れたりしました。

何より、このイベントを通して少しでも誰かの心を動かせたのが奇跡。私自身の心も動きまくりでした。ちょっとしたことで感動して泣いちゃうくらいに。

あぁ、今まで涙を流すことさえ我慢していたんだな、と改めて気づきましたね。


私はもともと涙腺ゆるい人なのに。


不完全なこの世界で、お手製の希望を創る。

我慢からの卒業。

それは私の中で、一つのテーマでした。

行きたいところにも行けず、逢いたい人にも逢えない。

感情を閉じこめ、何もなかったかのように現状を維持するために、毎日を紡ぐ。それは決して何も変わらない毎日ではない。日々疲弊し、生きるだけでなんとなく手一杯だ。なんだ?この閉塞感。このままじっと感染症拡大の波が過ぎ去るのを待つしか私にはできないのか?・・そもそも、収束し過ぎ去るだろうという前提は正しいのか?事態は好転どころか、より深刻化する一方だぞ・・?

受信する情報は、暗く悲しい気持ちにさせるものばかり。

そんな中、私は何を発信できる?

数々の制約を受け、我慢して生活せざるをえない今の状況において、それでも希望を捨てることなく、未来を創ることはできる。例え小さな希望でも、また今日も明日も生きていこうと思えるだけで、そこには十分意味がある。

自分一人でできることは小さいけれど、仲間と共に想いを共有することで、その波紋はより遠くまで届けることができる。

「誰も何もしてくれない」と嘆く前に、まずは自分で動いて創る。

そこから何か新しい世界が見えてくる。

不完全でも、未熟でも、完璧じゃなくても構わない。

生きている私の存在そのものが、そもそも不完全の塊じゃないか。


「不完全なこの世界で、お手製の希望を創る。」


virtual卒業式のミッションは、皆様のおかげで成し遂げることができました。本当にありがとうございました。


これからも、皆様とともに新しい希望を創り上げていきます。


次は、5月のvirtual入学式で逢いましょう!




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