強迫性障害(?)になった話
どうも、こんにちはこんばんは。ななてぃむです。
わざわざこの記事を見にきてくれてありがとうございます。
今日は、私がメンタルの調子を崩してしまった話について書こうと思います。自分の苦しかった体験を誰かに聞いてもらえたらいいなと思います。
タイトルに(?)を付けたのは、正式に診断を受けたわけではないからです。でも、強迫性障害でほぼ間違いないと思います。患者さんの症状は人それぞれですが、少しでも強迫性障害に苦しんでいる人たちの辛さを分かってもらえると嬉しいです。
発症まで
それは中学1年の頃だった。見事に第一志望の学校に入学した私は、中学校でも頑張ろう!と意気込んでいた。学校の勉強や宿題をきっちりこなしていくうちに、自分の中で強いこだわりが生まれた。そのこだわりというのは、
「家に帰り、宿題などやるべきことを終わらせてから好きなことをする」
「宿題は平日のうちにすべて終わらせ、週末には絶対やらない」
というものだ。とにかく勉強の時間と自由な時間を分けたがっていた。余計な事を考えずに安心して自由時間を堪能したかった。そのためにちゃんと勉強したし、ちゃんとやったぞ感を出すために字をめちゃくちゃ綺麗に書いていた。
おかげで、成績はいつもクラスで1番だった。しかし、この完璧主義が徐々におかしな方向に進んでいき、地獄のような日々が始まっていくのだった。
最初の症状(確認行為)
とにかく安心して自由時間を楽しみたかった私は、やがて宿題だけでなく、いろいろな身の回りのことを完璧にさせないと気が済まなくなっていて、こんなことをしていた。
・机の上にある物の配置をすごくきちんとさせる
・学校への持ち物の準備をするときに入れ忘れがないか何度も確認する
・歩いているときに何か落としていないか頻繁に振り向いて確認する
・寝る前に家の中で何か落としてないか気が済むまで何度も確認してから寝る(じゃないと眠れないような気がした)
今思えば、この頃すでに強迫性障害を発症してしまったんだと思う。母にも、ちょっと変だよその癖直しなさいと指摘されたが、当時の私はまだ自分がそんなに変だと気づいていなかった。
なぜ発症したのかはよく分からないけれど、もともとそういう気質があった(思い当たる節が結構ある)、中学に上がって環境が変わった、忘れ物などが少し多くてちゃんとしなきゃと思った、小学生の頃にいじめられててストレスが蓄積されていた、などが合わさったんじゃないかって思う。
さらに悪化(不潔恐怖)
中学2年になってからは、確認行為よりも不潔恐怖に悩まされるようになった。とにかく汚れや菌が気になって、自分は汚いものだと思うようになった。
手洗いの回数や時間が増え、ちょっとでも汚れたかなと思えば手を洗っていた。長い時では1回手を洗うのに10分ぐらいかけていた。さらに手を洗うだけでは飽き足らず、学校から帰ると手洗いだけでなく足や腕、髪まで洗うようになった。
外にあるものは全てが汚いと思うようになった。電車やバスに乗るときは絶対に手すりや吊り革に捕まらないようにしていたし、エレベーターのボタンも素手で押すのを極力避けた。
ティッシュやトイレットペーパーなどを使う量もすごく増えたし、風呂や歯磨きの時間もめちゃくちゃ長くなった。1回の入浴にボディソープを20~30プッシュ、シャンプーを10プッシュぐらい押していた。新品のボディソープを1回で4割ぐらいにしてしまったこともあって、その時は母に物凄く怒られた。
家の中で咳やくしゃみをしたり、少しでも何かをこぼしてしまったりした後などは、そこに大量の除菌スプレーを撒いてすごく長い時間気がすむまで拭いた。家族に見られないように、家に自分以外誰もいない時を見計らってやった。数週間ぐらい待った時もあり、その待っている間は気分が塞いでそのことでずっと頭がいっぱいだった。そして、無事に終わらせられるとホッと安心して脳汁がドバドバ出るのだった。
この時はもうさすがに自分がおかしくなってしまっていることに気づいていた。普通の人はそんなことしない。そんなこと自分でもよく分かっていたが、本当にどうしてもやめることができずにいた。母からは毎日怒られ、兄弟からは白い目で見られた。誰からも分かってもらえず、誰にも助けを求められず、自分がおかしくなってしまったという恐ろしさを抱えながら苦しい日々を過ごしていた。
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