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きーちゃんとの出会い(1)

こんにちは。

noteを始めてみたものの何から書こうか結構悩みましたが、まずは我が家の第4子?!猫のきーちゃん(オス4ヶ月)との出会いを書いてみようと思います。

(※ヘッダー画像は nimojiさんによる写真ACからの写真です)

代わりなんか居ない…

17年連れ添った愛猫「るーこ」に旅立たれてから1年半…

時期を前後して愛猫や愛犬を亡くしたお友達が何人も居た。彼女らも気付けば次々に新しい家族を迎え始めていて、それまで猫を飼っていなかったお友達が猫を飼い始めたという報告もSNS等で相次いで目に入るようになった。上の子がお留守番が出来る年齢になったということも関係があるのかも知れない。

わたしは、るーこが15歳を過ぎた頃から、高齢猫と暮らす人たちや愛猫の闘病を綴ったブログをいくつも読み始めていた。偶然にもみんなうちと同じくらいの時期に愛猫をなくし、そしてほとんどの人が既に新しい子をお迎えしていた。

やっぱり猫のいない生活なんて無理だよね…わかるわかる…と勝手に頷きつつも、わたしはまだまだるーこに未練たっぷりで、毎日写真に話し掛けては子供達に「ママ、るーちゃんはもういないでしょ」と呆れられたりしていた。

るーこはペルシャ猫で、白にシルバーが混ざった長毛の美女だった。

ほぼわたしにだけ懐いていて、甘えん坊で、子供達が寝静まると無言でわたしの膝に乗って来た。真夏以外は毎日わたしの布団で寝て、ふわっふわのもこもこで、やわらかくてあったかくて、ずっと埋もれていたくなる心地よさだった。

飼い主バカかも知れないけど、たとえ猫種が同じでも、るーこのように綺麗な子はそうそういないだろうと思う。

るーこの代わりなんて絶対にいない。るーこ以上の子になんか出会えるわけがない。

ずっと自分にそう言い聞かせて、新しい子なんてまだまだ無理無理…と思って来たけれど、毎日毎日いろんなところでいろんな猫の写真や動画などを見せられているうちに、気持ちが変わってきた。

やっぱり猫は可愛い…わたしもまた猫と暮らしたい…そんなことをぼんやりと考えるようになっていた。

里親募集サイトに登録

わたしの長年の友人は保護猫3匹と暮らしている。みんな長生きで毛艶の良い美猫だ。

最近猫と暮らし始めたお友達もほぼ全員が保護猫をお迎えしており、有名YouTuberがペットショップで飼った猫を動画で紹介したら炎上!なんてことが話題になるくらい、近年は「猫をお迎えするなら保護猫を」という人が増えている気がする。

子育て世代であれば尚更、保護猫をお迎えすることで、子供達と命の大切さや現代のペット事情などを話し合うきっかけにもなるし、何より「捨てられるはずだったかも知れない命を救える」のだから、良いこと尽くめだろう。

実は、わたしは、ペットショップという場所がものすごく苦手だ。というより、るーこ以外の動物は全部苦手で、動物独特の匂いも好きではない。るーこと暮らしていた時も、すぐに必要なもの以外はネット通販で購入し、ペットショップに足を運ぶことはほとんど無かった。

だから、もし新しい子をお迎えするならペットショップは除外しよう、ブリーダーさんはよくわからないし、出来ることならネットで探して保護猫をお迎えしよう、そう考えていた。

周りの空気に押され、新しい子と暮らしたくなり始めていたわたしは、"猫 里親"であれこれググり、ネコジルシペットのおうち、そしてジモティに会員登録をした。

いないとわかっていても、るーこに似た子を探してしまう日々。

そんな中、ある日出会ったのが、白い、長毛の、成猫のスコティッシュフォールドの里親募集だった。

なかなか里親になれない

可愛い!るーこにちょっとだけ似てるし、会ってみたい!

わたしは一気にハイテンションになった。住んでる場所も近いし、募集内容に書かれた条件も全て満たしている。

しかし、いざとなると迷いが生じた。

本当に新しい猫をお迎えする覚悟はあるのか。

るーこみたいに懐いてくれないかも知れない。るーこみたいに長生きしないかも知れない。それにスコティッシュって骨の病気があるんじゃなかったっけ…

何より、新しい猫はるーこの代わりじゃない。るーこの代わりを求めてはいけない。

わたしは、数日悩んだ末に申し込みのメールを送った。

募集主は「ブリーディングを引退した成猫を可愛がってくれる人を探している」との事だった。

諸条件に合致していたこともあってか、早速猫に会いに行けることになった。

だが、日程調整までいったところで「お断り」の連絡が来た。

譲渡予定の猫を手放せない事情が出来た、とのことだった。

もしかしたら遣り取りの途中でわたしに不信感を抱いたのかも知れないし、実際のことはよくわからない。

だがとにかく、断念せざるを得なくなってしまった。

わたしは落ち込んだが、里親募集サイトを見るのをやめることが出来なくなった。探せばまた良い出会いがあるかも知れない…そう思ってしまったからだ。

それから間も無く、また気になる募集を見つけた。「引越し先がペット不可なので、代わりに可愛がってくれる人を探している」という内容だった。

またも、白い、長毛の、成猫のスコティッシュフォールドだった。

漠然と白い猫を探していたことは認める。だが、猫種は全くこだわっていなかったし(るーこはペルシャだし)、長毛のお世話の大変さは身に染みているので、そこにもこだわったつもりもなかった。

メールを送ったら最初は好意的な反応だった。でもすぐに返信がなくなった。

その人は他の猫の里親も同時に募集していて、そちらはすぐに譲渡先が決定していたのに、この募集だけは動きが無く、そしていつの間にか「募集終了」となっていた。

他の猫の譲渡先が決まったからこの子は手放したくなくなったのかも知れない、いや、それ以前に自分じゃダメだったんだろう、そう思うことにした。

やっぱりもう里親募集サイトを見るのはやめよう。

そう決めて、しばらくは何も見ない日々が続いた。

でも、やっぱりどうしても諦められなくて、また検索をかけてしまった。

目に飛びん込んで来たのは、またも、白い、長毛の、成猫のスコティッシュフォールドの里親募集だった。

(2に続く)

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