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我が家のラン活 -双子の場合-

こんにちは。今日は双子のラン活について書きます。

先日、首都圏の緊急事態宣言が一旦解除され、百貨店なども店舗の営業を再開し始めたので、近辺に職場がある人の情報をもとに混みそうな時間帯を避けつつ、都内に出向きました。

見たのは1店舗のみです。そこですぐに決まりました。

現在のような状況下で息子の時のように何店舗も見て回るのは難しいだろうと思ってはいたので、予め候補は絞りに絞り込んでありました。

その候補のブランドたちのほとんどは上の子の時に見たことがありましたが、本命のブランドは過去のコレクションを含め実物を一度も見たことがありませんでした。

6年間毎日使う高額商品なのでモノを見ずに買うのはちょっと…というのと、やはり双子に実物を背負わせてみたかったんですよね。

結果としてそこで決まって本当によかったです。

【購入したランドセル】

双子が選んだのは、ランドセルの老舗メーカー「榮伸」が手がけるオリジナルブランドconosaki(コノサキ)basie シャインというシリーズのものです。

購入した色は、双子姉が「ローズ・モルガナイト」、双子妹が「ヴァイオレット・サファイア」です。

他社も含めてピンクかキャメルで迷いつつほぼキャメルに決めかけていた姉はピンクを、”絶対に水色!水色がなかったら紫!”と言っていた妹は(conosakiには水色もあるのに)紫を選びました。ほぼ即決でした。

わたしと夫のイチ押しは同じシリーズの「ロゼ・シャンパーニュ」という薄ピンク色のものか、同社の「つむもの」全かぶせタイプだったのですが…ふたりの好みには合わなかったようです。

【選んだ理由】

・かわいい

身も蓋もありませんが、本人たちがこのランドセルを気に入ったというのが一番の理由です。

ちなみにこちら、サイトやカタログの印象に比べて実物はだいぶギラギラしています。

双子にはこのギラギラ具合(本人たちは「キラキラ」と言っています)が一番のお気に入りポイントだそうです。

金具も一般的なシルバーではなくピンクゴールドのものが使われており、ギラギラ感を一層強調しています。

かぶせの裏にもかわいい柄が入っています。個人的にかぶせの裏が無地のランドセルは面白くないなーと思っていたので、そこは双子と気が合って良かったです。

お店の人の話では、昨年はこのシリーズはGW前に即完売するほどの人気だったとか(今年は、このご時世なので、一部の限定商品を除き完売がないように生産するそうです)。

・安心と信頼

conosakiは2019年度(2018年発売)から登場したとても新しいブランドですが、製造している株式会社榮伸は昭和59年創立。デパートやアパレルブランド等のランドセル製作を長年担っている、老舗のメーカーです。

https://conosaki.net/company

土屋鞄とかもっと古くに創立されたメーカーもありますが、とにかく年間生産数が多く、完売の心配も無いとのこと。真偽はわかりませんが、なんと年間10万個のランドセルを作れると書かれているネット記事も見ました(公式発表は見つけられず)

そして、「ミラくるっロック」や「E-QBU」「しっかりくん」などランドセルに関する特許も多く持っており、技術面でも信頼出来ると思えたことが大きなポイントでした。

・軽くて容量もある

ここまで書いたことの他に重要視したポイントは、”軽さ”です。

こちら、なんと1080gしかありません。

軽い=小さいのでは?と、容量が気になるところですが、外寸横25cm×縦32.5cm×奥⾏20cmは、ララちゃんのオーダーならワイドサイズ相当なので、特に小さくもないどころかむしろ大きい方だと思います。

内寸も横23.5cm×縦31cm×奥行12.5cmで、中マチは伸縮不可の奥行2.5cmなのがやや引っかかるものの、工房系で大容量を謳っている池田屋が横幅23cm×縦31cm×奥行12cm(+中マチ最大4.5cm)なので、(中マチが広げられないのは残念だけど)まあ良いかなと思います。

・必要な機能が揃っている

見た目がどれだけよくても必要な機能が揃っていないとゆくゆく困ることになるのは息子の時の経験でわかっているので、双子には、機能面で足りていないと思ったブランドは初めから除外した上で選んでもらいました。

色々な考えがあるとは思いますが、わたしが我が子のランドセルに求める事項は以下です。

・軽くて手入れがラク(本革よりクラリーノ)
・十分な容量がある(学習院型よりキューブ型) ※息子のランドセルは△
・反射材がランドセルカバーで隠れない位置に取れないようについている(元々縫いこんである) ※息子のランドセルは×
・前ポケット内にキーチェーン等を通せるものがついている(フックでなくても良い)
・背カンに金属フック+革の持ち手の両方がついている(革だけだと耐久面がなんとなく不安だし、金属だけだと掛けにくかったり持ちにくかったりする時があるので) ※息子のランドセルは×

上記の他にあったらいいなと思ったのは、

・オートロック ※息子のランドセルは×
・両側ナスカン+左右に防犯ブザー装着可能 ※息子のランドセルは×

で、ちなみにconosakiは上記全てを満たしています。

ところで、榮伸のランドセルの売りは何と言っても「ミラくるっロック」という錠前部分の特許機能なのですが、conosakiのランドセルの中で唯一、我が家が購入した「basie シャイン」シリーズだけは「ミラくるっロック」がついていません。

ミラくるっロック

錠前を合せるだけで鍵がかかるワンタッチロックと、お⼦さまの成⻑に合わせて固定⾦具が左右に広がるスライドロックを合体したconosakiオリジナル機能「ミラくるっロック」。
ミラくるっロックは締め忘れを防⽌し、着脱にも便利な使いやすさを追求した最新機能です。
「ミラくるっロック」は、(株)榮伸が技術開発し所有するオリジナルの製法です。
商標登録5288431号
実⽤新案3152973号

うちの双子は同学年のお子さんに比べてかなり大きいので、この機能がついていないことに若干の不安はあるのですが、お店に居られたベテランのスタッフさんにお訊きしたところ「確かにこのシリーズだけスライドしませんけど、(金具が)ちょうど真ん中についていますし、問題ないですよ」とのことでした。

実際、ご近所のかなり大柄な男の子(現在中学生)でも、このような金具がついていない他社のランドセルをどうにか背負って通学されていたし、あったらあったで便利だけど…くらいのものなのかもしれないです。

【他に候補に入れていたランドセル】

・鞄工房山本「ドゥ・ラフィーネ」

双子妹が昨年の段階では「青」のランドセルを希望していたため、一番最初に候補に入れたのが鞄工房山本でした。

ただの青のランドセルならたくさんあるのですが、女の子向けのデザイン且つ双子妹の希望に適う”綺麗な青”というのはなかなか他には無く…

山本のランドセルは息子の時にも候補に入れていたので、わたしはこれで決めてもよかったのですが、双子妹が「アナと雪の女王」にハマって”青じゃなくて水色!”と言い出したのと、姉が”ピンクじゃなくてキャメル”と言い出したのが同時期くらいで…

山本には同シリーズ内に水色とキャメルが揃っているものが無いので、第一候補からは外れることとなりました。

・池田屋「マットクラリーノカラーステッチ」

綺麗な青のランドセルといえば、山本の次に浮かんだのが池田屋でした。

息子の時には池田屋には本革のランドセルしか無かった気がするのですが、クラリーノがあるなら良いかも…と。

しかしながら、ステッチがシルバーで金具類は黒だし、デザインも本当にシンプルなので、双子妹は全く興味を持ってくれませんでした。泣

・神田屋「オーダーメイドランドセル」

色は良いけどデザインが…というなら、オーダーにすれば良いのでは?ということで、候補にあがったのが神田屋です。

近隣で毎年展示会が開催されているのと、周りの神田屋率が高いこともあって、品質の良さは知っていたし、既製品で本人たちが納得いくものが見つけられなければ神田屋かララちゃんにしようと思っていました。

・ララちゃんランドセル「オーダーメード・ランドセル」

息子の時だったかその前の年だったか、とても綺麗なライトグリーンのランドセルをララちゃんのオーダーで作った人のInstagramを見て、ずっと気になっていたんですよね。今年はその色はありませんでしたが…

・土屋鞄「アトリエ クラリーノ・エフ」

息子がこの土屋鞄の「アトリエ」シリーズのランドセルを使っているので、当然のように候補には入っていました。やっぱり兄妹おそろいってなんか良いなあって思ったので。

でもこれ、先に書いた条件をほとんど満たしていない

そもそもあの条件は息子の時の反省をもとに決めたものですしね…

あと、息子のランドセルは、息子が提示した条件(黒にちょこっと青が入っているデザイン)を満たしている+わたしが好きなテキスタイルデザイナーさんとのコラボ商品というのが決め手だったのですが、こちらの女の子向けのカラーはテキスタイルデザイナーさんが別の方なんですよね。

そして夫が価格を見て「たっっっっっかいね?!」と。笑

カタログはかなり早い段階で請求していましたが、最速で選外になりました。ごめんなさい。

・LIRICO「ロマンティックランドセル」

双子の希望の色が変わったことで、山本に代わって第一候補に躍り出たのがリリコです。

キャメルも水色もあってクラリーノでデザインも可愛い。その他の条件も大体満たしている。

でも、商品ページを眺めていて、錠前部分の画像になんだか既視感があったんです。

このスライドは・・・榮伸???

検索を駆使しても確証は得られませんでしたが、他にも類似した機能があるし、某所のレビューには福島県の工場で生産されている(※榮伸の工場も福祉県にある)との情報もあり…

同じ榮伸のランドセルを買うなら自社ブランドとして全面アピールしているconosakiを買ったほうが色々な面でお得なのでは?とわたしが思ってしまったこともありますが、何より、こんなに女の子らしいデザインで”可愛い”要素に満ち溢れているにも拘らずなぜか双子の反応がイマイチだったこともあって、候補から外してしまいました。

あと夫が「これも高い…」と。笑

(買うのが1個だったら、本人が気に入ってさえいれば1万円前後の価格差はそこまで気にしなかったかも知れませんが、2個いっぺんに買うとなると正直なかなかツライものがあります。1万円の差は2万円、2万円の差は4万円になるので…)

・その他にカタログ請求したブランド

・fafa

女の子らしい!可愛い!といえばfafaでしょう(要するに個人的趣味です)

・大峡製鞄

双子が男の子だったら大峡にしていたと思います。

おそらく、他社は一切見せないくらいの勢いで大峡の工房へ直行していたはずです。

背カンが独特なので体型に合わないとアレなんですが、本当にどこをとってもステッチがめちゃくちゃ綺麗なんですよ!!!(子供には全力でどうでも良いポイント)

・中村鞄製作所

ここのグレーがすごく綺麗な色なんですよねー。でも双子には気に入ってもらえませんでした。泣

・カザマランドセル

双子は星柄が好きなので、前ポケットのファスナーの持ち手が星形だったことからカタログを請求しました。が、双子は全然興味を持ってくれませんでした。泣

・村瀬鞄行

息子の時に唯一、実物を見に行く予定で見に行けなかったブランドだったので…でも双子は…以下略

・アタラ

息子の時には無かった新しいブランドなのと、候補にあげている友人知人が結構いたので気になり…でも双子以下略

【最後に】

実はわたくし、息子の時から4年間ずっと、うちの子に関係ない時でも毎年ランドセルのチェックをしていた、ラン活が趣味の人だったのですが(ドン引きしないでください)、それもこれで終わるとなると何だか寂しいようなスッキリしたような…

まあ、とりあえず無事に終わってよかったです。

ちなみにランドセルの実物は来週わが家に届きます

もう届いちゃう・・・だと!!?

(息子の時は7月初旬にネット注文して届いたのは年末でした)

春まで一体どこにしまって置くのか…それが問題だ。

もしも万が一サポートを頂けたら、猫のごはんやおもちゃを買います!そしてレビューを書きます!もしくは、生活が元に戻ったら双子と女子旅をしたいので、旅先でへんなものを買ってその記事を書きま(文字数)