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【10秒で読める小説】迫り来る奴

ドアには鍵がかかっていた。
私は激しく叩いた。
「早く開けて!奴がもうそこまで来てる」
「悪いが開けることはできない」
中からは無慈悲な声。

「そんな!私を見捨てるのか」
「こちらにも事情があるんでね」

ジーザス!私は右手で頭を抱えて、左手で尻を押さえた。
奴はもう、肛門に迫っていた。

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