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【10秒で読める小説】俺がバスを降ろされた理由

バスの中、赤ちゃんの泣き声が響いた。必死に赤ちゃんをあやす、若い母親。

周囲から浴びせられる白い視線に憤慨した俺は、「母子を救おう」と意を決した。
床に座り込んで地団駄を踏む。
「うわあああああん!!」
毒をもって毒を制す。
泣き声を制すのは、更にでかい泣き声だけだ。

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