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【10秒で読める小説】夢の欠片

夢はパティシエ。
叶えるために娘ちゃんは保育園で練習してるんだね。
エプロン代わりの上着のポケットに、夢の欠片を詰め込んで。
ドングリはチョコレート、綺麗な小石はキャンディだってね。素敵だね。

もう手遅れなんだけど、もっと早く知っておけば良かったって、思わずにはいられない。
そしたら、夢の欠片が洗濯機を壊すこともなかったはずだから。

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