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戦史

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戦史です。
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記事一覧

テルフォード・テイラーへのインタビュー:何故戦争犯罪は国際法廷で裁かれねばならな…

リンダ・マグワイア:ニュルンベルク裁判の頃、連合軍の検察官の中で、アメリカが長崎への原爆…

hajimemasite
9日前
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翻訳記事:『朝鮮戦争における戦車という問題について』

第二次世界大戦終了後、米軍はそのドクトリンのあらゆる観点を見つめ直すに至った。当然、その…

hajimemasite
2か月前
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はぐれ者たちの大隊:Battalion of Detatchments

バーナード・コーンウェルの「シャープ」シリーズは、十九世紀初頭の戦争冒険小説の傑作である…

hajimemasite
9か月前
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ナポレオンのあとがき:流刑地から見返すワーテルローの戦い

※この記事はリドリー・スコット監督作品『ナポレオン』、ならびに長谷川先生作、漫画『ナポレ…

hajimemasite
7か月前
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翻訳記事:『オーストラリアの勝利(The Australian Victories in France in 1918)』…

歴史とは、相互に接続されたもので、ある事象やある行動は必ず、なにか他の事象を引き起こす。…

hajimemasite
11か月前
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臨機応変に編成せよ!:第二次世界大戦前後におけるソ連軍戦車部隊編成史

第二次世界大戦中、わずか五年間の間にソビエト連邦は十万台以上の各種戦車を生産し、それを装…

hajimemasite
1年前
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翻訳記事:ソ連から見たスヴォーロフ

過去のある時点から見た、過去のもう一方の地点というのはある種、興味深いテーマだ。 現代から見れば、共に過ぎ去った過去であるが、彼らの間では時に憧れであったり、時に否定すべき過去であったりし、それらの相互関係というのは、特に大きな複雑性を持ち得た。しかし、実際これらの言及を見つけることができるのは、稀でしか無い。多くの場合、人は今と未来にのみ関心を持ち、過去については、その過去が言及すべきほど偉大なる過去でなければ言葉を費やすに値しないと、直ぐに著のページを進めてしまう。

取り残されながら追いついて:スペイン内戦における騎兵の活躍

スペイン内戦は、戦間期の戦争の中でも、最も戦間期のらしく、旧時代と迫るくる新時代の戦争様…

hajimemasite
1年前
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復興への特急券:1944年秋の西部戦線とフランス鉄道網の復旧

1944年12月19日にパットン将軍が第三軍を北に向け行軍させ始めると、これはあらゆる種類の驚き…

hajimemasite
1年前
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『浸透戦術』という幻

---1980年5月19日、バージニア州の片隅にあるビルの会議室 この日、ある民間会社が経営す…

hajimemasite
1年前
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ダルゴに散る:ロシア帝国の1845年のダゲスタン遠征

1845年、皇帝ニコライ一世は三十年にも続くダゲスタンならびにチェチェンにおけるコーカサス戦…

hajimemasite
1年前
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戦争の終わらせかた:ウェストファリア条約締結におけるヴェネチア共和国の役割

三十年戦争はヨーロッパで行われた戦争の中で、最も凄惨なものの一つである。神聖ローマ帝国内…

hajimemasite
1年前
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英第二十一軍集団内の人間関係:MontgomeryとO'Connorの場合

あらゆる人類の組織は、個々の人間が集まってできている。そして人間居るところ必ず、人間関係…

hajimemasite
1年前
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『大祖国戦争における空軍の役割』著:アレクサンドル・エフィモフ空軍元帥

作者紹介 本日、惜しくも偉大なるソビエト連邦最後の指導者であるゴルバチョフ書記長が亡くなった。8月31日とは忌みすべき日だ。ちょうど十年前の今日にも偉大なる英雄が亡くなった、アレクサンドル・エフィモフである。アレクサンドル・エフィモフ空軍元帥(Александр Николаевич Ефимов、1923年2月6日~2012年8月31日)は1984年から1990年に渡りソ連空軍最高司令官を努めた人物で、失敗に終わったソ連のアフガン侵攻期間中のソ連空軍最高司令官であった。9