ここ数日の所感

施設での生活も今月で3ヶ月めになる。3ヶ月も居れば慣れてくるのが、当初より不慣れな環境へのストレスや不満も減ってきたと思う。

いま感じているストレスといえば、施設内のエレベーターの使用マナーである。

エレベーターに乗り込み、希望した階に到着して扉が空いた瞬間、たいてい人が真ん前に立っている。

私は車椅子に乗っているので、乗り込むのを待つ事もできなければ、立っている人を避けて出ていく事もできない。

避けてくれなければ出ることはできないのだが、入居者の9割が後期高齢者のこの施設では、逆にこっちが悪者になる。

先ほども2階から3階に行ったとき、開いた扉のど真ん前で待っていた歩行器の高齢女性に「出るの!?私下に行きたいんだけど!!」と言われ、イラッとしながら「私は3階に用があります、あなたが退けてくれないと出られません、エレベーターは下に行くので乗ってください」と伝えて退けて貰った。

これが入居者だけならまだいい。問題なのはスタッフも同じような事をしているところにある。

スタッフと言えど、実際に直接生活に関わるヘルパーではなく、清掃や機器の整備など力仕事をメインにしているような人たちである。それに従事しているのは、男性しか見た事がない。

モラルというかマナーの問題だと思うし、なにもこれは障害者施設だから気をつけなければならない事では全く無いはず。

その点でいくと、お手洗いの利用も同じ事が言える。些細な事ではあるが、おおよその入居者は使用中でも鍵をかけない。

鍵をかけると、外から見たとき鍵の部分が赤くなるので、見ただけで分かる。聞いた話・自分が見たところで行くと、今のところ全盲の方はいない。色盲の方がいるのかもしれないが、パッと見て使用中だと分かる方がいいと思う。何より、使用中だと思わず扉を開けられてしまうことを防げると思う。

"入居者は鍵をかけない"という事を念頭に置き、ノックをしてからゆっくり扉を開けるという癖をつけたが、これも環境に順応していくという事なのだろうか。

一応、日々小さな事ではあるが環境には順応しているつもりだが、反して自分が障害者である事には慣れていない。自覚が足りていない。

脊髄損傷と、運動神経の断裂。治るわけが無いが、再来年あたりには自力で立つぐらいはできているんじゃないかと思ってしまう。それぐらい自覚がない。

毎日死にたいのも変わらないし、眠剤がないと眠れないけれど、生きなきゃいけないという点では多少楽観的になっているのかもしれない。

明日が来てしまうなら。

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