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📙#6 天国はまだ遠く 瀬尾まいこ

大好きな瀬尾さん、中でもふわっと背中を押してくれるお気に入りの話。

23歳の千鶴は人生に行き詰まり自殺を図るものの失敗。
たどり着いた山奥の民宿で出会う人々、美味しいご飯、田舎の大自然に触れ、生きる力をもらい新たな一歩を踏み出していく物語。

ページ数は少なめだけど、すごく癒された。
なんかほかほかご飯を食べているような感覚。
自然と暖かい人に美味しいご飯。それが持つパワーたるや、、

帯に"¥539で最&幸"ってかいてあったんだけどほんとにその通りで、読み終わった後このタイトル"天国はまだ遠く"がじわんときた。

田村さんがとってもいい人〜!
距離感だったり、人は人、自分は自分ってゆう姿勢、でも温かくて、素敵。

居心地がいいと分かっていながらもここはいる場所ではない、これではだめだということに気づいて一歩踏み出せる千鶴の強さ。

最後の眼鏡橋のシーン、ラストよかったなぁ。

行き詰まった時こそ、自分を取り戻す時間とかふと立ち止まってまわりを見てみる時間って必要。
続編が読みたい、、

📝
「私は私の日常をちゃんと作っていかなくちゃいけない。まだ、何かをしなくちゃいけない。
もう休むのはおしまいだ。」


映画化されてたみたいだから(加藤ローサと徳井さん!ぴったり!)観たいなぁ。
疲れた体と心におすすめの一冊!

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