医療関係者への差別

コロナで話題ですね。

わたしはコロナ禍の直前に退職しましたが、コロナ有るなしに関わらず、医療崩壊しかけている部署でした。

常に人がおらず、病院内の安全マニュアルが名目だけで実施できる人員配置になっていない。などなど。

私にとっては「適応障害」「PMSが悪化」するほど。気づいた私が勝手にやってしまっていただけなんでしょうけどね。人間なんてほんとにいても居なくても変わらないことがほとんどです。


終末期、家族へ病室にお泊まりいただくことがあるのですが、多くの方に「看護師さんて忙しいのね」と言っていただきます。

終末期の大切な、静かな時間を提供できなかったことを悔やみますが(笑)

医療関係者に差別的な発言をする方は、生死をかけた大きな病気で医師・看護師にお世話になったことがない「幸せな方」なのかなと思いました。


私たち医療者は、貧しい人も、犯罪者も平等に接しなければなりません。

あなたが医療従事者に差別的な発言をしたからといって、診療を投げ出すことは出来ないのです。

こんな暴言を吐かれるために、この仕事を選んだと思っているのでしょうか?


高い給料を貰っているから危険なことは当たり前だ!という方もいます。

私の知り合いから聞いた話では、わたしの5年目の給料はアメリカの病院勤務看護師の初任給の半分でした。

日本でのお仕事も成果主義になると良いですね。

仕事をしてもしなくても同じ給料なのは割にあいません。

5年目で1年目の指導をしながら、病院の委員会での運営もして、1年目のひよこ達と2万円しか給料が変わらなかった時の絶望。

辞めてよかったです。

潜在看護師の掘り起こしも話題になりましたが、平時でもみんな潜在しているのに、コロナ禍でどれだけの聖人が復職したのでしょうか。

コロナで大変な部署もあれば、外来を極端に減らしたために病院全体の収益は激減している模様です。

どうかボーナスだけでも出ますようにお祈りしております。

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