【失敗?】報酬体系の変更 Vol.1
アパレルブランドの独立
M&A後のアパレル企業から、直営店の報酬体系調査の依頼を受けた。
その外資系アパレルブランドは商社と提携して日本に参入していた。
商社と提携して参入後、日本法人がアパレルブランド本社(本国)から、
ブランド展開のローカライズ方法を習得し、徐々に商社から独立していっていた。
アパレル企業は、商社からMBO後、経営者を交代していた。
今後は報酬体系を変えていくのが得策なのか調査して、アドバイスをいただきたい、との依頼であった。
報酬体系変更のインタビューは工夫が必要
通常、従業員に面と向かって報酬体系変更のインタビューをすると、従業員は面食らってしまう。
解雇を言い渡される前兆と捉えられてしまい、従業員離れの要因となってしまう。
そのため、ダイレクトに報酬体系変更のインタビューという立て付けにしなかった。
日本法人にヒアリングしていくと、企業は他にも沢山の改善が必要と認識しているのであった。
そのうちの一つの部署、店舗オペレーション統括部の相談を前面にすることにした。
- 従業員の働き方改革のための調査(業務上無駄だと思っているところを調査)
- 現場で実際の声を聞くインタビュー
- さりげなく 働き方を変えたら報酬体系にも反映して欲しいかインタビュー
という立て付けにした。
あくまでインタビューの主催は、店舗オペレーション統括部とした。
調査を始めると、従業員の意識がとても高いことに驚かされた。
(続く)
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