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「i Light Singapore 2022」サスティナブルがテーマの光の祭典

プロジェクションマッピング協会事務局の本間健太郎です
光の祭典「TOKYO LIGHTS」はみなさんもう申し込まれましたか?

TOKYO LIGHTSに先駆けて、6月に視察してきた、海外の光の祭典をご紹介するこのコーナー。ラストはシンガポールの「i Light Singapore」です。

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シンガポールといえば、みなさんもご存知の IR統合型リゾート・マリーナベイ・サンズ。
マーライオンとこの奇妙な建物の景色は皆さんもご覧になったことがあるとおもます。
その周辺で6月に開催されているの光の祭典が「i Light Singapore」です。

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↑公式サイトより

2010年から開催され、湾を囲むように、シンガポール人および世界的アーティストによって作成されたサスティナブルや地球環境をテーマにライトアートのインスタレーションを展示しています。

MOTHEREARTH ClimateChange Data Sculpture/ Ouchhh

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このイベントのメインコンテンツ はトルコのOuhhhの作品。
気候変動のデータをもとにした映像でアートサイエンスミュージアムの巨大な建造物にプロジェクションマッピングしていて湾のどこからでも目を引きます。


またこのイベントは、光の祭典なのに、省エネ照明や環境にやさしい素材や廃材を利用し、展示されているところも面白いです。

Ruffled-Ice / DP Design

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これは廃ビニール袋でできた氷山。無駄なプラスチックの使いすぎと溶けていく氷山を表現した作品です。

Light Canvas / Trial & Error

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蓄光版を利用した光りのアート。ライトやスマホの電気を照らして絵を描くことができます

Re-Act / Isabella Meo Yanshan and Liang TaiLin

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水質汚染物質が海に流れ込む様子、そして気候変動によって引き起こされた氷山の亀裂を象徴しているそうです。

Collective Memory /  Ian Soon Wen, Lai Jun Kang, Michelle Gouw, Muhammad Syahid Bin Mustapa and Tan Zhi Wei

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テクノロジーの進化で過去のメディアとなりゴミとなっているCDの反射光を使った光のアート作品

Firefly Field / TOER

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ホタルをイメージした作品。とても幻想的でした。

またイベントの期間に、「スイッチオフ、ターンアップ(SOTU)キャンペーン」を実施して、参加者や一般の人々が日常生活で持続可能な習慣を身に付けることを奨励しているところも面白い取り組みです。
これは、マリーナベイ周辺の組織を結集して、不要な照明をオフにし、エアコン温度を適切な省エネ温度に変えることで、エネルギー効率を促進しています。イベント期間後も、関係者はこれらの省エネ習慣を実践し続けることを奨励されています。そのほか、訪問者が楽しめるワークショップやウォーキングツアーほか、さまざまなアクティビティも用意されていてたり、食事をテーマにしたイベントも併設されていました。

i Light Singapore 2022

日時:2022年6月3日(金)~2022年6月26日(日)
場所:マリーナベイ
料金:無料(一部有料)
https://www.ilightsingapore.gov.sg/

以上、「i Light Singapore 2022」の報告でした! いかがでしたか?
楽しんでいただけたら スキを押していただけると今後も励みになります。

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「イベントマーケティング誌 85号」で光の祭典の特集記事を載せていただきました

今回行った3つの光の祭典「VIVID Sydney」「RISING Melbourne」「i Light Singapore」の報告が、「イベントマーケティング誌 85号」で特集されました。おもに「VIVID」シドニーについて、プロジェクションマッピング協会の石多未知行、篠原綾子、繁竹雄志、本間健太郎が対談形式で語っております。こちらも無料でPDFがダウンロード可能ですのでご覧ください。

ダウンロードはこちら

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