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パフォーミングアーツ雑記帳(Vol.1)

事務局の本間健太郎です。普段はパフォーマーもしつつ、表現者・クリエーターとして新しい表現、面白い演出を求めています。

昨年末からいろいろ観てきた公演やイベントについて、新しい演出手法など面白いものも沢山あったので、さわりだけですがいろいろ書いていこうと思います。

白A時代は6年間、毎日ブレストと実験の日々でした。その時のクセというか、その精神を一生忘れたくないので、日々、アイデアを書き留めたり、舞台公演やイベントに行くようにはしています。
(ぜひ作品作りで煮詰まったら、いつでもお声がけください!アイデア壁打ちしあいましょう 笑)

今回はこの冬にみた「YPAM」「fuse* Dökk」「 進撃の巨人 ミュージカル」「Harry Potterと呪いの子」「PHEROS」「禁猟区」「シルク・ド・ソレイユ ALEGRIA」「True Act」「ハーフムーン」「星の王子さま」「ダイアログ イン ザダーク」「ダイログ イン サイレンス」「明和電気 渋谷工場 in CCBT」「THE LAST ROCK STASRS」「 IM A SHOWMAN」「獅子と仁人」「LIGHTIA」などのことを2回に分けてお伝えします。

■ シルク・ド・ソレイユ『ALEGRIA』

みなさんもご存知シルク・ド・ソレイユの名作「ALEGRIA」!!!
お台場でシルクをやるのは3年ぶり!初日プレミア公演に行って来ました!
パフォーマンスはもちろんのこと、衣装や演出もパワーアップしてました!
圧巻だったのは吹雪のシーン!
クラウンたちの演技はもちろんなのですが、光と紙吹雪の飛ばし方で、本当に目の前に嵐が起きているように見えました。
周り舞台や隠しライティング、マットへの変換、床面の様々な演出も素晴らしく、パフォーマンスをさらに引き立てていました。

テント小屋からシステマチックにできています


■ fuse*『Dökk』

以前の号でもご紹介しましたが。透過スクリーンをうまく使った作品で、パフォーマーの周りでステージ全体に映像の粒子がホログラムのように舞います。パフォーマーにはセンサーがついていて、映像を操り、途中からパフォーマー自身が宙に浮き始めます。ゆったりした公演ですが素晴らしい世界観でした!

公式Twitterより


■ 舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』

みんな大好きハリーポッター!
開演前から世界観に引き込む舞台セットでした。
プロジェクションマッピングやテクノロジー演出も随所に使われていました。特に異次元にワープするプロジェクションと大道具の使い方が実に上手くて、時空が本当に歪んだように感じました。
魔法演出もカラーの炎を使ったり、迫力がありました。

プロジェクションが上手に使われていいました


■ 『星の王子さま -サン=テグジュペリからの手紙 』

『星の王子さま』の散りばめられた美しい言葉、心に刺さる言葉を、身体表現で綴り直そうという森山 開次さんの思いの込められた公演。
2階席だったのですが、良いポジションだったようで、床面への演出がよく見えました! 飛行機が砂漠を飛んでいる様子や、キャストが様々な惑星の上で飛び跳ねている様子が、原作の挿絵のように見えました!
ひびのこずえさんの衣装も素敵でした。ふわふわとゆれるバルーンのついた衣装とアオイヤマダさんの動きが異次元の世界を醸し出していました。


■『 I’M A SHOWMAN』

エビケンこと蛯名健一さんの初の単独自主公演。
アメリカズゴットタレントで優勝した彼の持ち味がたくさん出ている公演でした。ベガスやNYで、お客様と触れ合いながら鍛え上げてきた、そのエンターテイメント能力で、ハプニングさえも演出に変えてしまっていました。
紗幕を使ったプロジェクション演出など映像もふんだんに使われています。
私がいた白Aでもコラボさせていただいたことがあります。白AはいつもVJソフトは、レイヤーが多く沢山重ねても動きやすいmodule8 を使っていました(映像形式などにも工夫してました)が、この公演では何層も重ねることはないのでResolumeを使っています。

秘蔵ショット


■『獅子と仁人』

TOKYOLIGHTSにも出ていた獅子舞とテクノロジーを融合させた作品です。
構成・演出・振付はGRINDER-MANさん、ビジュアルデザインはWOW.incさんが手掛けています。金銀の現代獅子が舞い、仁人が踊り、センサーを用いたXR演出でリアルタイムの合成映像が背景に写ります。
バレエやタップ様々なジャンルも入り混じって、見応えのある公演でした。

WOWのみなさんとのトークショーもありました。


■『80分間世界一周 』

余談ですが、私も2月17日に国歌ライブをしました。普段、ピアニストの西川悟平くんがピアノ演奏ライブをしているスタジオなのですが、急遽私、本間健太郎、ピアノパフォーマーのMAYちゃん、アフガニスタンからきたフルート奏者ジャムシッド君と、音楽で世界を一周できるイマーシブライブと名打ってやってみました。
本当はもっとプロジェクターをうまく使ってやりたかったのですが、直前でいろいろバタバタもあって、壁に映像をうつすだけになってしまいました。
今後はもっと白Aで培ったプロジェクション演出もいれてさらに楽しい体験ができるライブとし作っていきたいです。

今後も行っていきます(宣伝みたいですみません)

https://twitter.com/kentarrow1/status/1620983826821562368?s=20


いかがでしたか?一回では書ききれないのでまた次回に続きます!
ぜひ次回もお楽しみに!


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