#71 プライベートで学びたくない人 どう育てる?


プライベートで学びたくない人

はち :今日はですね。そんな今週実は収録している今週。ゴールデンウィークのど真ん中にありありまして、プライベートと仕事が交差する週に収録をしているので、今日はこんなテーマということで、「プライベートで学びたくない人、どう育てる」っていう問題ですね。これなんでかっていうと前にPMリトリートっていうイベントやった時にテーマとしてこれが上がってそれなりに盛り上がっていたので、これ、ジョンさんとも話したいなと思って持ってきたんですけどいます?こういう人。

ジョン:うん、いると思いますよ。全然。

はち :まあでもね、これ結論から先に行っちゃうとね。育てるっていうのが上から目線であんま好きじゃないんだよな。育てるといって育てられるほど人間そんな単純な生き物じゃないと思っててですね。その人が育ちたければ育つ育つっていうか、成長したければ成長するし、そのきっかけを与えることに過ぎないだろうなという気がしていますが、なので言い換えると、仕事で学べる限界に達している時間的にもやることにも、もっと学んで欲しい人なんだけど、その人がプライベートで学んでいる様子がないときにどうするっていう話ですね。どうしますか?

ジョン:まず学びの前提なんですけど、それは仕事で不足している部分を補ってほしいというか、そこに関して成長してほしいということですよね

はち :じゃあ、今日はそれでいきましょうか?その定義で

ジョン:いや。結構やってる人もすごい難しいなだって、プライベートって多分何かしらみんなしてるじゃないですか。別にまあ寝てるだけかもしれないけど、もしかしたらゲームしてるとかかもしれない。釣りに行ってるかもしれないし。ドライブしてるかもしれないで何をしてても、そこから学びうるものって?まあ少なからずあるだろう。と

はち :おお、なるほど。

ジョン:ただ、それがその今、仕事で必要なものなのかどうかっていうのは、またちょっと別の話だなと思ったのでっていう質問でした。

はち :じゃあ、確かにじゃあ定義をすると今この瞬間、もしくは一ヶ月後とかに必要なテーマなんだけど、明らかにその知識が足りないという状況に陥っている人にしましょうか?

ジョン:で。それを学びたくないという明確な意思を持っているのか、それともただサボってやるつもりはあるのに、やらないのかにもよると思うんだけど

はち :学びたくない、だから、やるつもりがないんじゃないですか

ジョン:やるつもりがないんですね、プライベートはプライベート。仕事は仕事です。きっちり分けてる

はち :よくあるそれで給料出るんですか?ってやつですね。プライベートで学ぶ本は会社のお金で買っていいですか?っていうのとか。あと勉強会に行く時間は出勤扱いでいいですか?っていうやつですね。

本人のやる気がないと学びにならない

ジョン:うん、難しいね。自分の中でもそれすごい迷いがあります。ただパッと思い浮かんだ。2パターンを言うと、一つは以前ちょっと似たようなことを話したと思うんです。けど完全に並走する。「私も一緒にそれ勉強するんで、週一で勉強会みたいなしません?」みたいな。もう完全に併走するから、まあ、もしか一対1じゃなくても、もしかそのどっかの誰かを巻き込むかもしれない。みんなで勉強会したら楽しいので。半分だから、もう業務にする、それを。まあ給料出るんですかって言ったらだから業務時間中にやるから給料出るんだよってことですね。

はち :なるほどね。優しいスタイルですね。

ジョン:もう一個のパターンはちょっと極端ですけど、もう諦める。もう本人がやらない、やりたくないって言ってるんだったら、もうある程度向き合った上で無理だなって自分が諦めたポイントで諦めて、仕事もあまり回さないようになるかなと思います。

はち :僕もね、似てて結論学びたくない人をどうしますか?って言ったら、もう好きにさせるっていうね。北風と太陽だと思ってて、あと、子供に宿題をやらせるのと似た話な気がしてて、これもどっかで話した気がするけど、宿題やりなさいって言われて無理やりページ数をこう満たしたところで頭に入るのかっていう話。人は必要にかられないと、それを本気で得にいかないんだろうなと思っていて。主語がでかいですけど、だから必要になってたら学ぶんじゃねっていう

ジョン:確かにそうですね。少なくとも本人がやりたくないってことは、本人に必要性、少なくとも危機的ではない。必要性を感じてない状態でやらせても結局学びになんないですよね

給料が上がるのは幸せ?

はち :で、それがをやらないと、例えば給料が上がらないとか、昇進できないからやるべきでしょっていう論調もあると思うんですけど、別に給料上がること幸せじゃないからねって思う。税金いっぱい取られるしね。とある統計によるとですね、これ適当なこと言います。今から700万円、年収700万円を超えると、年収1500万円までの間は結局幸福度あんま変わんないらしいですよ。聞かれる税金の率がひたすら上がっていくから、むしろ700万の人手取り500万ぐらいだし、550万ぐらいになるしっていうのをこう計算していくとぶっちゃけ700万の人よりも650万の人の方が幸せなんじゃねえかとか、はいはい。そういうのとかあるからね。必ずしもね。あと責任が大きくなるじゃないですか。責任が降ってくるくらいになったら、このくらいがちょうどいい温度ですっていう、適温ですっていう人だっているわけで。でこれで例えば今の給料で不自由ないので、今のレベルで不自由ないし、それなりのやりがいも感じているので、それ以上にやりがいを感じる。プライベートに時間を割きますっていうのもありですよね。だから過度なこれもアンコンシャスバイアスもちょっとあるかもしれないし、給料が上がることがいいことだみたいなのとかね。昇進することが幸せであるみたいなのとかを持ってるから、そうなのかなって気がするし、別にその場でそのレベルの仕事で役割を満たしてくれれば、それ以外のやる気がある、まあその人もやる気がないわけじゃないんだよな。それ以外のこうやる気というよりなんだろうな。昇進給料を上げるみたいなところに対するモチベーションがある人、仕事もっと高いレベルの仕事をしたいっていう人に椅子が一個空くんで、それもいいよねっていう気がした

働きアリの法則

ジョン:働きアリの法則って知ってます?一定の規模のコミュニティには、要するに会社とかでは2割の優秀な人がいて。で6割の普通の人がいてで2割のまあちょっとあんまり優秀じゃない人がいるみたいなでまあだいたいそうなると、でもともと優秀かどうかじゃなくて、もうその会社に入るともうその二六2のどこかにどんどん振り分けられていってしまうっていうような話。

はち :ああ、これ、いろんな言い方します。僕、パレートの法則って覚えてた、意味は一緒ですね。結局ね、どこまで行ってもそうなりますよね。あとね。昇進の話で関連して前に聞いたのがね。今の役職は次の役職に上がれない人がステイしている場所だよって話を聞いて、今課長の人って部長に上がれない人なんですよね。だから、今、部長の人ってその上に上がれない人が部長なんですよねっていうとこで考えると、今、その役職についている人は、その役職の要件を満たしてない人っていう話を聞いて一回衝撃を受けたってい。

ジョン:ううん、確かにだいぶ話が変わってきた。

その人なりの向き合い方がある

はち :まああれですね、好きにしてっていう感じですね。雑。まあ、でもここ最近メンタルの話からずっとこうプライベートとの関わりみたいな話をしたけど、これも一つですよね。自分の仕事への向き合い方をいろいろ好きに考えていけばいいんじゃないかなっていうのと、自分の向き合い方が正しいわけじゃないから、その人の向き合い方を尊重しようって話かもしれない。

ジョン:確かにそうっすね。プライベートで学ぶ学ばないというのも、結局最終的には仕事のアウトプットのレベルにつながると思うんで、まあ極論別にプライベートで学ばなくても、業務時間中に効率よくインプットできてるならいいよとも言えるので。

はち :間違いない。なので、ちょっと過度にやりすぎないように、みんな気をつけてねっていう。とはいえ、リソースは限られてるからこの人に成長してもらわなきゃいけないっていう気持ちもわかるから、みんないいようにやってください。投げやりに聞こえるかもしれないけど、所詮そんなもんだよっていう。そんな感じでいいですか?今日

ジョン:はい、大丈夫です。

はち :はい。というわけで、これからもこんな感じで勝手な見解を毎週火曜の朝中に配信していきます

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キャスト

  • MC

    • はち (PIVOT株式会社 プロダクトマネージャー)
      https://twitter.com/PassionateHachi

    • ジョン (とある上場スタートアップ プロダクトマネージャー)
      https://twitter.com/john_tk120

  • スタッフ

    • 「PMのネタ帳」コミュニティーメンバー

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