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#8 「プロダクトマネージャーはPM?PdM?」

今回は、「プロダクトマネージャーはPM?PdM?」というテーマで実は気になってるかもしれないけど、あまり話題に上がらないお話を深掘りしました!


PdMとPMのどちらを使う?

はち :最近はちゃんとプロダクトマネージャーっぽい話をしてなかったので今日はプロダクトマネージャーのお話をしようと思うんですけど、「プロダクトマネージャー」って表記は長いじゃないですか、ジョンさんは肩書き表記するとき何て書いてますか?

ジョン:これ私は実は使い分けています。

はち :お、興味深い!

ジョン:基本PMって言ってます。ただ社内ではPdMと呼ばれたり、いろんなところでPdMと表記されてるので、もう社内ではPdMと表記して喋るとき言葉ではPMって言っちゃうって感じですかね。

はち :どっちもあるのでこれは困る問題だなと思っています。困ってる人誰かっていうと多分周りの人が一番困ってる気がしている。個人的にはPdMっていう表記あんま好きじゃないんですよね。PdMって何でそもそもあるかっていうと多分PjMとの区別ですよね。プロダクトマネージャーとプロジェクトマネージャーがある。元来日本ではプロジェクトマネージャーっていう職種のほうが先にメジャーで、プロダクトマネージャーって最近なのでそうなってんのかなと思っていて。しかも日本におけるPMってどっちかというと未だにプロジェクトマネージャーを想起されると思うんですよね。なのできっとPMって表記するとプロジェクトマネージャーと間違えちゃうからdを間に入れたんだと私は思っています。諸説ある。

PdM表記は日本特有

はち :ここに違和感を感じている理由として、これは日本特有だとある海外の方から聞いて知りました。Googleの方にお話聞いたんですけど、海外ではプロダクトマネージャーはPMだよっていう。もっと言うと海外ではPjMってほぼないよっていう。これほぼないよっていうのは語弊がないように言うとプロジェクトマネージャーに相当する、いわゆるいつまでに何を完了するか時間の部分を責任持つ人はいるんです。ただこの人はプログラムマネージャーという職種だったりするんですって。会社によると思いますし、これは諸説ありなんですけど。そう考えるとそもそもPjMって略さないし、あとプロダクトマネージャーは職種としては存在してるんだけど、PjMとPdMっていう比較のされ方はしないからそもそもPMですっていう。むしろプログラムマネージャーをPgMと略す場合もありますみたいな話を聞いて、へえと思ったのと同時にちょっと危機を感じました。日本ガラパゴス化問題をめちゃくちゃ感じたんですよね。PdMと言うのは、例えば海外の市場を狙ったときとか単純に恥ずかしくないですかって。そもそも日本でやるからいいんだよっていうのもありだと思っていますが、自分の気持ちとしてはちゃんとグローバルなスタンダードな視点を持っていたいなと思うので僕はこだわってPMと言い続けています。取材とかインタビュー記事のときもPdMと書いてあるものを置換してdを消してるんですけど、たまに「PMだと間違えちゃうんでPdMでいいですか」って聞かれることがあって直したものを再直しされることがある。それは僕は社会の犬なんで気持ちをグッとこらえて分かりましたっていう。

気にする?気にしない?

ジョン:なるほど。はちさんが出る記事とかインタビューって、多分プロダクトマネージャー向けの記事が多いと思うんですけど、そこでもPdMにプロジェクトマネージャーという認識が多いと思われちゃうんですね。意外だなと思って。自分のいる業界とか自分のいるコミュニティってごくごく狭い世界じゃないですか。プロダクトマネージャー界隈ではPMっていう呼び方は割と一般的だと思ってるんですよね。

はち :でもね、そこは僕は多分これを聞いてギクッと思った人が37%ぐらいいると思うんですね。っていうのは別に気にしなくていいですよ、こんな細かいこと。だから気にしてないっていう人がほぼほぼいるんじゃないかっていう気もする。

ジョン:それは多いかも。私もあんま気にしてないです。

はち :そうですよね。そういう寛大な心を持ちな。

ジョン:ゴロがいいからPMって言ってるぐらいの気持ちです。

はち :そう、それで言うと、どっちか分からない迷う要素を消すって意味でPdMという気持ちもわかる。

ジョン:確かに特に読む人がいるものを作る人って、誰が読んでるかってそこまでわかんないですよね。できるだけ誤解を与えないような表現をするのはむしろ、その人の仕事としては正しい気がする。

はち :そうなんですよ、ただ僕は全置換します。なんか超屁理屈みたいなこと言うと、じゃあプロダクトマーケティングマネージャーはPMMじゃなくてPdMMになっちゃうじゃないかみたいなこともちょっと思う。これはもうただの屁理屈です。

ジョン:それは完全に屁理屈ですね。

はち :笑。そう、だからなんかね、これに答えがあるわけじゃないんですけど、僕の中ではちゃんとグローバル視点を持っていたいなという、自分への戒めとしてPMと名乗っていきたいし、全置換していきたいなと思っている所存です。

ジョン:私も、じゃあ協力します。

はち :とか言って、僕の今後出てくる記事とかでPdMってなってたら、これ負けたなって思ってください。戦わなかったなって。自分の中でグッてこらえてるやつだと思うね、それか、全置換し忘れたか。そんな感じでですね。なんか別にどっちでもいいんですよ、結論。どっちでもいいんだけど、そういうこだわりを持って仕事ができると素敵ですねと思いながら、僕みたいな頑固にならない方がいいですよっていう。

ジョン:でも、多分どう呼ぶかというところの問題もそうだけど、ガラパゴス化とか海外視点みたいなところの問いを持ち続けるっていうのは結構大事だと思うので、もし自分がPM、PdMどっちで呼んでるっけみたいなのを感じている方は、ちょっと頭の片隅で一度考えてみてもらえるといいかもしれないです。

はち :そうですね。いや、いいまとめ。僕のただの頑固ジジイをまとめていただいてありがとうございます。

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キャスト

  • MC

    • はち (PIVOT株式会社 プロダクトマネージャー)
      https://twitter.com/PassionateHachi

    • ジョン (とある上場スタートアップ プロダクトマネージャー)
      https://twitter.com/john_tk120

  • スタッフ

    • 「PMのネタ帳」コミュニティーメンバー

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