#27 「飲みニケーションは必要ですか? のこたえ」

今回は、「飲みニケーションは必要ですか? のこたえ」というテーマで、本当に必要なチームとのコミュニケーションについて話しました。

どれくらい飲みにいく?

はち :ジョンさんはチームの人とどのくらいの頻度で飲みに行きますか?

ジョン:同じ部署の人とは月一ぐらいでは行ってるますね。

はち :それはイベントごと?それとも今日行こうぜ今日行こうぜとか今度行こうぜみたいな、ランダムなやつですか?

ジョン:うちの会社がその部の交流を深めようみたいな感じで、月に一回の会のお金が経費で出るんです。もちろん上限はあるんですけど。月一回半分義務感で行ってます。それとは別に突発的にというか、定期的にちょっと飲みに行こうぜ!みたいに仕事で関係ある人もない人もまあまあ定期的に行ってるかなっていう感じですね。

はち :飲みに行くの嫌いな人いないですか?

ジョン:多分いると思いますね。

はち :その人は地獄じゃないですか?

ジョン:でも嫌いな人は別に参加必須ではないので行かないっていうか割とカジュアルというか全然個人の意思を尊重してる人が多いのでむしろ気楽だと思いますよ。

はち :素晴らしいですね。どうやら自分調べによるとですね最近の若者とか新入社員とかは飲みに行きたくないらしいですよ。よくコロナ前ぐらいによく、毎年のように四月にニュースで出てませんでした?

ジョン:そんなのありましたね。

はち :で、逆に言うと、今コロナが明けてからはコロナ中に人と会ってないから、飲み会の誘い方が分かんないんですって。で、そこで「飲みニケーションって本当に必要ですか?」っていう問い聞くんですけど、必要だと思いますか?

ジョン:いや、全然必要じゃないと思うが、一方で相手によるかもしれないですけど、あった方がよりスムーズになることも多い。

人となりを知る場はあったほうがいい

はち :ああ、なるほど。これ僕、今日語りたいのはですね、飲みニケーションは必要かっていう答えに対して、僕はノーだと思っています。それはなぜなら別にそれがお酒である必要はない。お酒の席である必要はないからで一方でこれはあった方がいいと思うのが、その人の人となりを知る場です。

ジョン:うん、それは同意。

はち :会社にいると、仕事の側面しか見えないじゃないですか。だからジョンさんが何が好きかとか、お子さんの前でどんだけデレデレしてるかとか、分からないわけですよ。あと一方でめちゃくちゃ静かな人がもう休日には浦和レッズ応援しにゴール裏に行って叫んでますみたいなこともあるわけですよね。その人となりを知ることで、より仲良くなれるもそうだし、心の距離が縮まるっていうのは必要だと思っていて、これを昔は「同じ釜の飯を食う」と言っていた。で、同じ釜の飯を食ったら、大人はなぜか酒がついてくるっていうのがコミュニケーションだと思っていて。なので、お酒はついでで、ご飯もついでなんですけど、それが例えば一緒にゲームしようぜ。でもいいと思うんですよね。一緒にゼルダしようぜ、でもいいし、そういうきっかけがあるかないかで心理的安全性が全然違うんじゃないかなと思っていて。例えばそれこそお子さんがいる家庭で、そのお子さんがどういう例えば何歳とかによって、「あ、この人は送り迎えがあるから、この時間は予定入れない方がいいよな」っていうのがわかる。この時間ただNGなんだよって毎日言われると「なんだあいつ」みたいになる。ただそれがデレデレしてる顔を想像しながら、送り迎えをしているって思うと、微笑ましいじゃないですか。そういうことだよっていうのを思っていて。現代だと、前にプレリーカードの回でも話しましたけど、名刺だけ交換して仕事上の付き合いだけをする相手と、そこからフェイスブックとかSNS交換して、より仲良くなる相手っていうのがいるわけで。で、名刺だけ交換した人とフェイスブック交換した人とどっちの方が仲いいですか?って話なんですよね。で、そこがいわゆる会社の肩書とか、仕事の職種上での付き合いでとどめたい相手なのか、それともどうせやるんだったら、お互いのこと知った上でやろうぜって思うかの違いで、その方法として飲みがあるのはいいと思うんですけど、飲み一択になってるのが良くないなと思う。

ジョン:めちゃめちゃ同意で、飲みが必要かの問いは私もノーだと思うんですけど、別に普通にランチでもいいし、普通に1on1とかでもいいと思うんですよ。ただ、その人の人となりを知ることで、多分その人の考え方とか、どういうところを意識するのかとか、普段のコミュニケーションの取り方、どういう風に伝えれば伝わりやすいのかとかっていうのも変わってくると思うので。ただ、やっぱね、人となりを知るっていうのはすごい。仕事をやっていく上で大事なポイントだし。

人となりを知っているメリット

ジョン:あとこれは僕だけかもしれないですけど、その人の人となりを知ってたら、仕事中にイラっとすることが減る。

はち :うん、すごく仕方ないよなっていうか、こういう感じだよなっていう。

ジョン:もう本当感情的な話なんですけど、やっぱり何も知らない人からすごい冷たいようなことを言われると、ちょっとイラッとするんですけど、やっぱ知ってる人から言われると事情や背景を察することができるとかもあったりして。自分のストレスもいくらか軽減される。

はち :その精神面もそうですね。あと、実際にリードタイムが短くなるなと思ってて。例えば話しかけやすい人と話したことない人だとしたら、自分が困った時にその人に聞かなきゃいけないとした時に、例えば来週の定例会議まで待とうと思うのか、ちょろっとスラック上でメンションしようなのかで、例えばリードタイム全然違うと思うんですよね。それの積み重ねで、本当に仕事のスピード感、全然変わるんで仕事だけの関係でいいやというか、仕事で成果出せばいいんでしょ?って思ってる人もいいんだけど、実は仲良くなった方がというか、仲良くなるっていうのはベタベタしようってわけじゃなくて、そのお互いのことを知った上で取り組んだ方がぶっちゃけ成果でいいんじゃねって思うっていう。

ジョン:いや、完全同意ですね。やっぱ本当に些細なコミュニケーションを取りやすくなるし、その取り方もかなりなんだろう。例えばですけど、「お世話になっております」から入るのか、いきなり本題をぶち込むのかみたいなのとか、本当にちょっと人となりを知ってるだけで、仕事の楽さっていうのはかなり変わるので。それが必ずしも飲みである必要はないけど、何かしらでこう仕事だけじゃない話をするのはやった方がいいかなとは思います。

はち :とはいえ、これ得意苦手があるんで、まあとは得意な人が勝手にパーソナルの距離感を縮めていけばいいと思ってて。で、僕は結構ズキズキ相手の懐に入っちゃうんで、嫌われてもいいから嫌われるリスクよりそれで物事が進むポジティブ面の方が多い気がするので、それができる人はそれをやっていけばいいんじゃないかなっていうのと、それが苦手な人はそういう人に近づけばいいんじゃないかなっていうんですけど。だからそれはすごい。

ジョン:その考え方、大事ですよね。極論別に嫌われてもいいじゃないですか。そうそう多少嫌われたとしても、やっぱある程度この踏み込んでいくというか、こう近づいていく努力っていうのはね、結構していいんじゃないかなというのは、もう嫌われてもいいというものを免罪符にして、一歩行動を起こしてみるっていうのは、結構やってみてもいいかも。

はち :みんな案外嫌わないんで大丈夫。はいとは言っても、僕は飲みに誘うんですけどねってい。結局お酒は楽しい。そういうこと散々ノーとか言っておきながら、結論は我々はコミュニケーションをするっていう。

ジョン:必要とは言ってない。だがしかし好きなものは好き。

はち :行きたいものは行く。はい、じゃあそういう結論でいいですか?はい、もう必要ではないが欲しいです。

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キャスト

  • MC

    • はち (PIVOT株式会社 プロダクトマネージャー)
      https://twitter.com/PassionateHachi

    • ジョン (とある上場スタートアップ プロダクトマネージャー)
      https://twitter.com/john_tk120

  • スタッフ

    • 「PMのネタ帳」コミュニティーメンバー

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