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追善落語会(21)

  本当はあんまり書きたくない題目だ。それは亡くなったことを再認識するからなのか、もっと別の感情なのか。故人を偲んで落語をやるというのは、落語家として、または噺家として、未だによくわからない。因みに私の中の解釈で、談志が落語家、左談次が噺家であるが、これに特別な意味はなく、芸人としての生き方の違いであると思っている。かくいうお前はどっちなんだと問われれば、今のところまだどちらともいえないような気もする。どちらにも憧れているうちに、どっちが好きかわからなくなってしまったのだ。どちらにジョブチェンジするかはまだこれからで、それは現在の師匠を観ながら考えさせてもらおうと思う。

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この連載は±3落語会事務局のウェブサイトにて掲載されているものです。 https://pm3rakugo.jimdofree.com