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キャパオーバーの時の仕事術


自分のキャパシティーというものがある。許容範囲だ。この許容範囲を超えると、通常の自分ではなくなる。
通常の自分が仕事を上手にできるかというと難しいところではあるが、通常以上には自分の能力を発揮しにくい状態であることは確かだ。

まず、心にゆとりがなくなる。
次に、脳内で覚えていようとする。ただしくは、メモを取るという行為を億劫に感じだす。
そして、忘れだす。予定とかタスクとかが漏れ始める。
最終的には、本当に向き合うべきことから逃げ、考えることをやめる。

メモを取らなくなってきたあたりから危険信号なので、私は最低ラインの仕事というのを考えている。

タスクシュートの記録と手書きメモを率先して取り入れること

まずタスクシュート。
これは通常1分単位で記録を取っている。しかし、最近は緩くしている。
[[たすくまに移行したことによるゆるいタスクシュート]]
それでも、基本的に自分の行動はタスクシュートを見れば振り返ることができる。その時に覚えていても、後で思い出すことのできないことは自分に余裕のない時に発生しやすい。だから、少しでも思い出す可能性を残すため、タスクシュートの記録は残している。本来は、事前に予定を立てそこに合わせてタスクの再生と停止を行うが、もうあと付けでもよいのだ。

もう一つは、手書きのメモを率先して取り入れること。
本当に何もする気がなくなったら、職場にある裏紙と呼ばれる必要のない紙を数枚手に取る。
そして、その紙に、やることを太めのサインペンでかき出す。大体、1枚で収まらないので、隙間に書いたりもする。
細いペンではないので、結構大きく書かないと字がつぶれる。

これが重要。
デジタルでは、書いた文字が再編集できる。
しかし、アナログではそれが、難しいか面倒かのどちらかだ。

それを逆手に取り、とりあえず書くのだ。
自分が何もしたくない時は、タスクにも手を付けたくない時である。

だから、その場合は、手書きでタスクをかき出すのだ。
その時に大体もやもやしていることか、今じゃなくていいことを思い付く。そんなもんなのだ。
本当は切羽詰まっているから目の前の課題に取り組むべきなのに、そうではないことに手をかけたくなるし、関係ないことのほうがむしろ思いつく。
以前はこういう自分が嫌になっていたが、最近はそんなことはなくなった。

これは自分特徴なのだから、それを受け入れる。
そして、どうにか行動に起こせるように手段を選べばいい。

自分の場合は、という前提がある。しかし、わりとこれをすることで脳内がすっきりする感覚に出会える。

これは、脳の中にあるものをタスクとそれ以外に分けたとき、タスクはそんなに多くないのに、ほかのことでいっぱいになるあまり自分はやることがいっぱいあると思い込んでいる状態なことが多い。だから、外部に書き出してやればいい。

そうすることで、タスクと、もやもやしたものを分けることができる。
そうしたもやもやしたものは、頭の中にあると密度がかなりあるように感じるが、外に出してしまえば霧のようなものなので、霧散していく。

たいていはそんなに大変ではない。
もしくは、霧散しても残っているものが本当に取り組むべき事象であったりもする。

だから、私はキャパオーバーの時こそ、やることの書き出しをするほうが良いと周りに推奨をしている。

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