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【山のコト】登山を始めるためのSTEP1 まず知っておいて欲しい3つの事前準備

登山の準備というと、登山靴やザックなどの道具を思い浮かべると思いますが、それ以外にも知っておいて欲しい準備があります。

  1. 【登山アプリの導入】

  2. 【ルート確認】

  3. 【天気の確認】

の3つです。

【登山アプリ】

「ヤマレコ」「YAMAP」などの登山アプリを是非導入してください。
これらのアプリは歩いている間、GPSでログを取れるので道迷いの防止にとても役立ちます。

スマホを機内モードにしてもGPSログは取れるのでバッテリーの消費は抑えられます。モバイルバッテリーを利用してオンラインにしておけば、電波を拾ったところで常時位置情報が記録されるので更に安心できます。
山の中で現在地が把握できるというのはとても便利なのでこれを使わない手はありません。

また、記録したログを基に所要時間や累積標高差、距離などをデータとして見ることができるので自分の登山データとしてとても参考になります。

ログを取るのに事前に地図情報のダウンロードが必要なので、Wi-Fiがある自宅などでダウンロードを済ませおくのを忘れずに!

【ルート確認】

登ろうとしている山の詳細な情報を把握しましょう。山の名前と自分が歩く登山道確認だけでは不十分です。

「山と高原地図」にこれらの情報が網羅されていますし、地形図だけならネット上で「国土地理院地図」で確認できます。
登山アプリを導入すればこのルート確認がとても簡単になります。
等高線が記載された地図を見ると、自分が歩く山がどういう形をしているかが分かります。「Google Map」3Dモードでも立体的に山を見ること
ができます。

具体的には以下のような情報を確認します。
・地図で分岐や高低差、歩く距離の確認
(道迷いの防止、アップダウンによる体力への影響、所要時間把握などが目的です)
・水場の有無
(持参する水分の把握です。ルートによっては全く水場がない山もあります)
・小屋やトイレの有無
(緊急時の避難場所などの把握です。トイレがあっても携帯トイレは必携です)

【天気の確認】

ニュースなどで流れる全国的な天気予報ではなく、山域をピンポイントで確認できる予報を確認しましょう。

「山の天気」「てんきとくらす」などです。
山では標高によって状況は大きく異なるので、これらの天気サイトでは標高別に予報を確認できるようになっています。
単一の山域ではなく、「晴れそうな山を探す」ような俯瞰的に天気を把握したい場合は「SCW」がとても便利です。

「てんきとくらす」
「SCW」

雨が降るかどうかだけでなく、風の有無気温も大事です。
天気が良くても風が強ければ体感温度は急激に下がりますし、夏でも標高が高いところでは気温が10℃を下回ることはざらです。
予報は日が近いほど確度が上がるので直前の情報が最も信頼できます。

天気予報で得た情報は、雨対策や着ていく・持っていくウェアを決めるための参考データとなります。

以上、3つのポイントは初心者に限らず経験者も毎回やっている基本ルーティンです。
誰かに誘われて登るのだとしても、これらの情報は自分で把握しておくことを強くお勧めします。
習慣にしてしまって安全で楽しい登山を!

さて、次はSTEP2「どの山に行くか」を決めましょう!

#登山 #登山初心者 #ハウツー #山のコト


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