見出し画像

2024.05.29〈話題の「退職代行」の意義をFACTBOOK視点で見てみたら〉

こんにちは。

プラスディーアンドシー合同会社(+d&c)
PR担当、コーディです。

経営に近い皆さまに
お役に立てばという視点で、

今、このタイミングでお伝えしたい
FACTBOOKのトピックをお届けしています。

>> ファクトブックについて
あらためて確認したい方は、
ぜひこちらもご覧ください。



さて、今回は

話題の「退職代行サービス」
についてご紹介します。

退職代行サービスの利用者は
今年4月の入社シーズンに急増し、
5月もゴールデンウィーク明けから
依頼数が例年の2倍に。

参入業者も増えている様子。


ここでは特に、

株式会社アルバトロスさんが運営する
「退職代行モームリ」のサービスについて
詳しく見ていきたいと思います。




退職代行の現状と社会背景

退職代行サービスは、定年退職を除く
自己都合退職を希望する人を対象としており

令和4年度の離職者 139,159人のうち
自己都合退職等  46,103人 33.1%(前年度比12.7%増)

総務省 令和4年度 退職状況等調査より

離職者全体の約3割が
この「自己都合退職」に該当します。


退職代行サービス自体は
以前から存在していましたが、

「退職代行モームリ」の利用者は
若年層が多いことが特徴。

例年の利用者数が1ヶ月につき200人のところ、
2024年の4月は1,400人が利用。
さらに、そのうち200人が新卒採用者で、
利用者の6割が20〜30代

https://news.yahoo.co.jp/articles/3627300cdc86cfdb57f316fac84a1bd6e6c3f912


新卒利用者の
アンケートによりますと、

退職理由で最も多いのは
「業務内容・雰囲気が合わない」でした。


しかし、企業側からは

・社会人である以上、人任せにせず自分でケジメをつけるべき
・退職は止むを得ないとしても、挨拶もないのは非常識

といった厳しい意見もあがっています。


このアンケート結果の背景として

「SNSによる横のつながりと
他者との安易な比較」

があると指摘されていますが、

入社間もない新卒社員が
「雰囲気が合わない」と
会社に伝えること自体が

高いハードルとなっていることも
考えられますし、

コロナ禍で学生の対人基礎力が
一気に低下しているというデータもあります。


今後も継続的な調査を行い、
これが世代的な特徴である
可能性が高い場合は、

代行サービスの利用の是非に限らず、
社会全体で共有する必要があると
思いました。


新しい円満退社の形

最近、退職代行業者の参入が増え、
多くの業者がWebやLINEを通じて
相談を受け付けています。

しかし、相談者・依頼者にとっては、
遠隔のやりとりに対して

・本当に手続きしてくれるのか心配
・顔が見えない相手に相談するのは不安
・退職代行手続の実行日に会社から連絡が来るのが怖い

などといった不安を感じ、
精神的負担が大きいとのことです。


そこで「退職代行モームリ」では、

業界初の「店舗による対面サービス」や
退職後の就職斡旋の利用で、
退職代行手続が無料になるサービスを
実施しています。


対面、オンラインと
選べるのはよいですね。


労働環境と精神的負担


労働環境における精神的負担は
深刻な社会問題です。

令和5年中における自殺の状況
では
・就職の失敗による自殺者は186人

・勤務問題(職場の人間関係、長時間労働、仕事の失敗)
 による自殺者は2875人にのぼります

(令和6年3月29日 厚生労働省自殺対策推進室 警察庁生活安全局生活安全企画課)



退職代行の利用を支持する人々からは、

「退職代行によって心身の健康が保たれるなら、利用すべきであるし、推奨されるべきである」

という声もあります。

パワハラを受けていたり、
募集要項と実際の労働条件に乖離や
虚偽がある場合は特に重要です。


退職代行の意義



退職代行は、退職希望者の
精神的な負担を減らし、
彼らが力を最大限に発揮できる職場に
出会うための
第一歩として捉えられます。

こうしたサービスが
社会課題の解決に繋がる側面を考慮し、

視野を広げFACTBOOKとして
発信することは、
社会や会社からの支持を得るために
有効かもしれませんね。


今回の視点があなたの明日に
お役に立てれば幸いです。




>>

+d&cのお仕事内容やFACTBOOKは
こちらからご覧いただけます。