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会社で自分のふりかえり週報を刊行している話【完結編】

こんにちは。札幌の会社でデザイナーとして働いているダーコと申します。

以前、社内の個人目標として、

「1週間の業務と気付きをまとめて週報を社内に公開する」
というものを今年の5月から実行しています。

とお伝えし、10月いっぱいを持ってその半期の目標が完了したのでその報告です。

その週の気づきをまとめた「1週間グラフィック」も全部で26枚。
前回は前半13枚を紹介したので、完結編の今回は残り13枚を公開します。

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No.14「アチチなアチチュード」
松下幸之助さん著の「道をひらく」を読んで感銘を受け、続編の「続・道をひらく」にあった夏の一節を引用しました。
※ATTITUDE=態度、姿勢
「心がアチィ人と働いたほうが楽しい! 」という思いがあります。
HEAT と HEARTとかアチチとアチチュードとか言葉遊びをしたかっただけというのもあります。

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No.15 灯台下暗し
ちょうどこの週は自分の30歳の誕生日でした。
足下をすくわれないように30代も一歩ずつ歩んでいこう!という決意です。普段、仕事のやり方や段取りで、割と足元が見えてなくてすっ転ぶことが多い。。

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No.16 「スイッチ」
なんか今見ると中途半端なグラフィック。これ作ってるときも全然ノッてなかった気がします。やっぱり自分で納得できないものはあとから見てもダメですね。
気づきとしては「見方も考え方も切り替え一つで変わる」ということ。

雨が降ったときに人は「天気が悪い」というけど、「良い」「悪い」の二元論も結局人間での視点でしかないので、雨だという事実をただ受け入れるのが良いと思います。

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No.17 「逆算思考」
理想やゴールの姿を思い浮かべてそこからどうやってそこに到達するかを思い描いてる私の脳内です。考えてるときの目つきがこんな感じです。

デザインという作業自体が割と逆算思考なので、日常でもこの噛み砕き方が身にしみていると思います。あとはキャラクターを使ってかわいいグラフィックを作りたかった。

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No.18 「逃げない、眺めない、挑む。」
Twitterで見かけた一文が素敵だったので、自分流にアレンジ。その週に行った果樹園の桃の木を背景にしました。(全部「兆」がつくから)

逃げない =向かい合い
眺めない =自分ごとで
挑む= 真摯に取り組む


社内に公開したとき、代表から「青空と緑のコントラストとピンクがマジ最高」と貴重なコメントいただきました。

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No.19 「なつやすみのおもいで」
親知らずを一気に4本全部抜くということで5連休をいたいた夏休み絵日記。徹底的にオフな5日間で久しぶりにダラッとした日々を過ごすことができました!
今までは土日も仕事のこと考えてたり副業の仕事してたので物理的に意図的にシャットアウトして休むことも大事だなと思いました。

文字はすべて左手で書き、枠から先生のコメントをはみ出すというところまで「っぽさ」にこだわりました。

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No.20 「とびだせ!安全圏」
久しぶりに最新のゲームをどっぷりプレイしたり、
慣れない地域を歩いたり、今まで読んだことのないジャンルの本に触れた1週間でした。

コンフォートゾーンを抜け出すこと、広くすることが「変化」なのかなとふと思います。


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No.21 「時間は平等に与えられるが、結果は平等ではない」
この世で唯一人間に平等に与えられるものって時間だけだと思っていて、
それについて調べたら野村克也さんがこう言語化していて、
まさに私がずっと思ってきたこととカッチリハマりました!

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No.22「シンプルに考えて新しいことを可能にする」
問題が発生してもシンプルに考えて(捉えて)、対策や解決もシンプルに行動することで、新しいことができる
ようになっていくのだなと思います。
個人の問題なのに全体の問題として広げてしまって混乱したり、「こうすればいいじゃん」という単純な解決策が誰にも見えずに拡大解釈されて複雑化したり…

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No.23 「初心忘れるべからず、いつまでも初心でいるべからず」
これも当時ネットで見かけた一文がまさにその時の自分に刺さったものです。

あと上着を会社に忘れて家の前に着いて、上着に家の鍵が入っていたことに気づきタクシーで会社に戻ったという一大事件があったため。

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No.24「最近改めて大事だなと思うこと」

1.当たり前と思っていることに感謝する。
五体満足で健康に生きられること、会社で雇用して給料もらえていること、自分に付き合ってくれる友達・恋人・家族などなど…。

2.勝手に人に期待しない。
これは学生時代からのコンプレックスでもありました。勝手に友達を好きになって(依存して)勝手に期待して勝手に落ち込むという迷惑極まりないサイクルをやりがちだなと思うので、25歳過ぎたあたりからは"諦観"を身につけようとおもって生きてます。

3.自分がどこにいるかを俯瞰する。
わたしはリスクの想定が苦手で、その意味もあります。自分がどの立場やポジションにいて、わたしの言動・行動によってどう影響あるかを考えてから動き出すこと。

初心を思い出すため、グラフィックに使っているイラストは、10年前の専門学校卒業制作の一部として作った絵本で使用したものです。人生を公園の遊具に例えたポエムが添えてあるのですが、考えてること(価値観・人生観)はおおむね変わっていないなぁと読み返すのでした。

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No.25 「30歳は午前10時、人生の38% 」
人生を1日に例えると、というやつですね。
残された時間は無限ではないこと、目の前の今を大切に生きることを改めて痛感させられます。。と言いながら、無意味にYoutubeなどを布団の中で見る日々は続く。。。

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No.26 「ご愛読ありがとうございました」
※モザイク部分はガッツリ自分の写真使っちゃってるので隠しました。照。

この自分誌を通して、自分自身を振り返る機会が多く、いろいろと考えさせられました。

最終回、自分が個人事業主としてやっている屋号のビジョンを人生のビジョンにしてはどうか?という大団円にたどり着きました。

人生という会社の社長は自分

ミッション ― 社会的使命 / 存在意義

デザインのチカラでヒトに貢献する。

デザインは「自己表現」ではなく「他者支援」であること。
これはデザインを学んでから一度も忘れたことはないです。

ビジョン ― 理想とする姿

当たり前のしあわせに付加価値を。

依頼側が「要望通りデザインが仕上がってきた」というハッピー、
自分が「クリエイティブで貢献できた」というハッピー。
どちらも仕事上では「当たり前」のことかもしれないけど、その前提条件をクリアしたうえで、想像以上のナニカで付加価値をプラスする。

ひいては人生で、息を吸って吐いて五体満足で生きていること、そんな「当たり前」にすら感謝や尊敬を忘れずにしつつ、楽しく生きるということを付加価値にしたい想いです。(大げさ?)

コアバリュー ― 核となる価値観

● 気付いたら即行動
● デザインにも心にも余白を
● 仕事にも日常にも遊び心を

これらは私が社会人として生きるなかでずっとブレない3点です。
余白と遊び心に関しては、別途note記事を書こうと思います。

終えてどうだったか

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実は、「私はなんでこんな目標にしちまったんだ」と思うこと数多ありました。

毎日はメモ程度にして、一週間分を溜めて後から書いたり、月曜の朝にコメダ珈琲や会社で30分で作ったり、土日作る暇や気力がなかったら月曜夜にやる始末…。

しかし、それだけの労力をかけたものだからこそ得るものも多く、ハイコスト・ハイリターンでした。
一日にフォーカスして気づきや得るものを探し、さらにそこから一週間の大分類として抽出するという脳の運動にもなった気がします。
終わった今、日常で「むむ、この気づきを他人に発散(共有)する場所がない!」となってムズムズすることも。Twitterでやれ、なのか…?

やはり外部に公開する機会が絶対に週末あるということで、一日一日をきちんと振り返るきっかけにもなっていました。
半年続けたことでそれが習慣化したのでは?と思います。

今はiPadの手帳アプリ「Planner」に一日ごとの出来事、気付きや思いつきをなんでも書き溜める、という日課を始めています。

では、また!




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