Bリーガーの年俸は非公開だから、勝手に推定してみた件。
1.はじめに
皆さんこんにちは、+Bです。
「Bリーガーの年俸っていくらぐらいなんだろう・・・?」というのは、バスケファンなら必ず誰もが一度は思い浮かべる疑問かなと思います。今回は、そんな皆さんの疑問についてほんの少し分析してみたので、noteにまとめていきます。
よろしければ最後までお読みいただき、この記事にスキ(ハートマーク)をつけて頂けると、スキをつけてくれた皆さんの推しチームや選手を贔屓する記事を書くので続けるモチベーションになりますので大変ありがたいです!
2.トップチーム人件費の推移について
まず、ご覧になったことがない方もいらっしゃると思うのでこちらのページをご紹介します。Bクラブは年に一度リーグに決算数値を提出することがBリーグ規約で義務付けられており、リーグがB1B2全クラブの決算数値を一斉に年に一度公表しています。
ちなみにB3はこちらの対象外なのですがそれは運営母体がB1B2(公益社団法人ジャパン・プロフェッショナルバスケットボールリーグ)とB3(一般社団法人ジャパン・バスケットボールリーグ)で異なるから。なのでバスライではB3が見られなかったり、試合数が異なったり、チケットシステムが違ったり、B3だけ留学生枠があったり、様々な違いがあります。とはいえ、このギャップも2026年から始まる新リーグ構想ではB3がB1B2に吸収される形で統合することも既に公にされています。
・・・すみません、大分脱線したので話を戻します。ご注目頂きたいのは決算概要資料の「トップチーム人件費」の金額です。こちらが今回の分析の基になります。
twitterでもよくご質問を頂くのですが、こちらのトップチーム人件費に含まれるのは選手及びチームスタッフ(ex.コーチ/トレーナー/マネージャー/通訳)のみで、広報や経理、総務、営業といった球団職員の方のお給料は販売費および一般管理費という項目に含まれる処理が一般的です。
上記は、B1のチャンピオンシップ(CS)進出チームのトップチーム人件費推移です。ご覧の通り、CS最低・CS平均・優勝チームの人件費がいずれも右肩上がりの状況です。初年度は1.8億円あればギリギリCSに出られたのが、6季目の昨シーズンは5.4億なければCSに出られない状況になっています。5.4億は初年度の優勝チームの3.6億を遥かに上回っていますから、昨今のインフレ以上にBリーガーの年俸が高騰している状況が伺えますね。
3.分析の前提
・・・すみません、またしても少々脱線してしまいました。ここからはいよいよ詳細な推定年俸の分析に入っていきます。今回は千葉ジェッツの2021-22シーズンの各選手の年俸を推定していきます!
なぜ千葉ジェッツを取り扱うかについては、こちらの記事で如何に千葉ジェッツ人気が高まっているかを記載しておりますので、まだお読みになっていない方はこちらの記事も是非ご覧ください!
今回の推定年俸計算ロジックはざっくり以下です。
トップチーム人件費の内、85%が選手、15%がチームスタッフに支払われると仮定(①)
出場時間、得点、FP(ファンタジーポイント)で加重平均して人件費を各選手に按分(②)
①について、15%という比率は完全に私の主観です。ただ、参考までに現在14名いらっしゃるスタッフの皆さんに21-22の千葉J人件費8.3億円の15%を按分すると約1.2億円。それを14で割ると平均年収が約891万円と計算できます。HCには2,3千万円かけている気がするので(これも思いっきり主観です)、概ね1億円弱を10名強のスタッフの皆さんで割ってHC以外は平均7百万円前後の報酬をお支払いしていると考えると、15%という数字はそこまで私は違和感はないです(ここに関しては賛否両論あると思いますのでご容赦ください)。
続いて②については、出場時間と得点はさておき、FP(ファンタジーポイント)って何やねん、という方が多いと思います。これは、NBAやBリーグの実際の試合結果と連動するファンタジースポーツと呼ばれるゲームで使用される指標で、得点/リバウンド/アシスト/スティール/ブロック/ターンオーバーを総合的に評価した指標です。似たような指標にEFFやPERもありますが、FPはリバウンド、アシスト、スティール、ブロックに傾斜をかけて評価している点が特徴です(各指標にかける係数はBリーグとNBAで若干異なります)。逆に、EFFではフィールドゴールの失敗も含めて評価されますが、FPの計算式にそれは含まれません。各指標の計算式を、難しすぎることで有名なPERも含めて記載しておきます。
・FP=(1.0×PTS+1.2×RBD+1.5×AST+2.3×STL+2.3×BLK)ー(1.0×TO)
・EFF=(PTS+RBD+AST+STL+BLK)ー(フィールドゴール失敗数+フリースロー失敗数+TO)
・PER = (1 / MP) * [ 3P + (2/3) * AST + (2 – factor * (team_AST / team_FG)) * FG + (FT *0.5 * (1 + (1 – (team_AST / team_FG)) + (2/3) * (team_AST / team_FG))) – VOP * TOV – VOP * DRB% * (FGA – FG) – VOP * 0.44 * (0.44 + (0.56 * DRB%)) * (FTA – FT) + VOP * (1 – DRB%) * (TRB – ORB) + VOP * DRB% * ORB + VOP * STL + VOP * DRB% * BLK – PF * ((lg_FT / lg_PF) – 0.44 * (lg_FTA / lg_PF) * VOP)]
4.千葉ジェッツの選手達の推定年俸がこちら!!
大変お待たせしました、そんな千葉ジェッツの2021-22シーズンの推定年俸がこちらになります…!!
どうでしょう…?なんかそれっぽくないですか…?(笑)1億円を超えたのはジョン・ムーニー選手!!続いてスミス選手、ダンカン選手と外国籍選手が続き、日本人トップは富樫選手となりました!富樫選手については日本人初の1億円Bリーガーとしても有名ですし、スタッツ以上にクラブへの貢献もあるでしょうから、8,873万円よりも年俸が高そうな気がします。
また、B1の選手には新人契約は税抜460万円を上限としなければならないルールがありますので(以下、「選手契約および登録に関する規程」第10条第3項第1号参照)、大倉選手やラシード選手はあくまで活躍度合いだけで判断したらこうなる・・・という参考数値です(大倉くん3,960万てヤバない!?)。あ、このあたりいつからいつまでどの契約形態かというのはなかなか情報追い切るのが難しく、、、間違えていたらごめんなさいm(__)m
ちなみに、今回出場時間やFP、平均得点などはこちらのB.LEAGUE公認ファンタジースポーツサービスでお馴染み、Bライブの分析サイト(DEEP INSIGHT)を利用しました。こちらメチャメチャ使いやすいので本当におススメです!!主に感じたメリットをご紹介します!!
スタッツがCSVでDL出来る!
ダブルダブル、トリプルダブル回数などここでしか見られないデータが手に入る!
ポジション、チーム、年度など検索条件はボタン一つで簡単に変更可能!
誰でも無料で利用可能!
B1とB2のプレイヤーのスタッツを並べて比較することも可能!
直近1週間、2週間、1か月など特定の期間でスタッツを切り分けて分析することも可能!
5.まとめ
ジェッツの他に見てみたいチームがあったらコメントやtwitterで教えてね(^^♪
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