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"海の京都"で遅めの夏休み #2|伊根

 前回の記事はこちら。

 天橋立から伊根までは路線バスで移動。所要時間は1時間くらい。日曜日の午前中、ちょうど京都からの特急が到着したタイミングということもあり、バスは満員だった。
 ギリギリ座れたからよかったけれど、覚悟はしておいた方がいい。公共交通機関で伊根に行く人はみんなこのバスを使うはずなので。

 伊根にはお昼ごろ到着。目に入ったお店に入って昼食をとりつつ、海沿いを散策。あまりあてもなくふらふら歩いていたら、"舟屋の見学ができる"という看板を見つけたので入ってみることにした。

舟屋から海を臨む。正面の島が絵になる。
漁の道具の展示もある。おすすめの写真の撮り方も(笑)。
もう少し潮位が高ければもっとそれっぽかったのだけれど……。
舟屋の敷地内からじゃないと見られないアングル。

 それまで舟屋の中にしろ街並みにしろふーんと見て回っていたのだが、舟屋が並ぶのを横から見たこのアングルで、急にリアリティというか生活感を感じたのは不思議だった。何だったんだろう。

 中心部の駐車場に戻ってきて、次は海上タクシーで伊根湾の周遊へ。観光協会のサイトを見ると、自分で電話して呼んで、というような書き方をしているけれど、駐車場脇の船着き場で待機している船に声をかければいいようだった。

今回お世話になったのはこちらの船。
海と山と舟屋。
牡蠣の養殖棚。
何かで見た記憶がある伊根の舟屋の風景、ここかもしれない。
やたらとウミネコが集まっているのは……
餌やりタイムがあるから(笑)。もう分かってるんだろうな。
大きな遊覧船とすれ違う。
湾をぐるっと取り囲むように舟屋が並んでいる。

 海風を浴びるのはシンプルに気持ちいい。小さい遊覧船だと、(多分)大きな遊覧船よりは岸の近くで舟屋を見られたのかな。海に近い目線で景色を見ることができたのもよかった。

 2日目の宿は、伊根の中心部からさらに北へ上ったところにある、奥伊根温泉 油屋。事前に予約しておくと、伊根町内のバス停まで迎えにきてもらえるのがありがたい。
 昨日の宿に比べると大きく(といっても全23室なので大きくはない)、大広間で食事、大浴場、といかにも普通の旅館という感じだった。温泉はぬめりがあって温泉らしい湯ざわり。

 一番よかったのは部屋から見える海の眺望で、これは残さねばと思って何かにつけて撮っていた。

9月下旬、夕方(16時過ぎ)撮影。
同じアングルで翌朝(6時過ぎ)にも撮ってみた。
太陽は雲に隠れてしまったけれど朝焼け。

 最終日はひたすら帰るのみ。天橋立駅まで宿の送迎バスに乗り、直通の特急は時間が合わなかったので、丹鉄と山陰本線の特急を乗り継いで京都駅まで戻る。福知山駅の乗り換え通路が、人気がないうえに電気がついていなくて、暗くてちょっと怖かった。

福知山→京都の特急きのさき@京都駅到着後。通勤用っぽい感じ。新車の匂いがした。

 天橋立~京都の在来線特急と京都~東京の新幹線は乗っている時間がほとんど変わらないことを思うと、新幹線ってすごいんだな……と思わざるを得ない。

 天橋立はもともと興味があったので行けてよかった。伊根は個人的にはノーマークだったけれど、天橋立とはまた違う海の景色だったし、海沿いの散策みたいことは久しぶりだったので良い気分転換だった。まあ、何だかんだでずっと母の顔色を伺いながらの行動だったので、見たいものを見られたかというと微妙ではあるのだが。
 ちなみに、私は長距離移動はそれだけで楽しいと思えるタイプなのだが、最近はさすがに疲れるなと感じることが増えてきた。もしかしてこれが老化なのか……?

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