奨学金

留学を躊躇する大きな理由のひとつはお金だと思います。まして、薄給な(ことの多い)心理士(師)ですからなおさらです。
奨学金のことを考えるなら、修士なら30歳までに留学しておきたいです。しかし、実務経験のことを考えるとなかなかタイトです。


心理学というニッチな分野

奨学金には、貸与型と給付型とがあります。貸与型は借金です。給付型についてはどういったものがあるかは後で紹介しますが、心理士(師)が応募できる(給付型)奨学金は限られています。給付型奨学金の主な対象は理系分野だからです。時々、医師・看護師のためのものはありますが、私が学ぶアートセラピーもそうですし、臨床心理学や心理学はありません。誰か心理士(師)が留学するための基金を立ち上げてくれないだろうか、と思うレベルでありません。なので、分野不問の奨学金を狙っていくことになります。

30歳までに?

分野不問の奨学金でも、修士は30歳までというものも多いです。それから、各種学割が30歳までというものが本当に多いです。年齢を重ねていても学生は学生ですし、お金に余裕があるわけではないのですがね。

アートセラピーの場合、出願の要件に実務経験があります。私がUoC以外に出願したところは、1500時間以上求められました。
大学と大学院をストレートで入って、留年することなく卒業したとして、26歳。そこから1500時間の実務経験となると、1500時間÷(週5日×8時間×12か月)=3.125年なので、29歳ギリギリですね。

UoCは最低1年間です。それでも、実務経験の年数が多いに越したことはありません。かくいう私も、UoC以外の学校を実務経験約1600時間の頃に出願したのですが、(英語のスコアがイマイチだったこともありますが)「他の出願者は経験豊かなので、経験を積んでからまた出願してね」といったような内容のメールが届き、書類選考で不合格でした。言われた通りに再出願した今回は、書類受理しましたメール届いたのに、なぜか届いていないことになっていて、審査を受けることもできないまま定員がきたとの理由で打ち切られました。ひどい。しかし、ローリング審査(早い者順での審査)なのでそんなこともあります。

学校独自の奨学金

学校によっては、独自の奨学金(授業料減額とか)があります。調べて問い合わせましょう。留学生はイギリス国内の学生より学費が高めに設定してある学校が大半です。
UoCは出願した時点で留学生奨学金(International Scholarship Award)への応募がされます。そのため、公式HPに提示の額よりも学費が安くなりました。そして、ちょっと自慢させてほしいのですが、私はInternational Merit Scholarship Awardもいただけたので、さらに減額してもらいました(それでも、イギリス国内の学生よりは高いです)。しかし、どんな条件を満たしたのかは不明。

どんな奨学金があるのか?

いくつか給付型のものを紹介していきたいと思います。予約採用+30歳以下が大半です。出願を考えた時点で奨学金検索も必須です。IELTSのスコアも6.5~7.0ほしいです。まず調べたいのは、言わずと知れた日本学生支援機構です。それから、Chevening Scholarshipsですね。

などです。あとはガクシーで検索。ガクシーについては、推薦状を書いてくださった先生に教えていただきました。

まとめ

  • 心理士(師)が応募できる給付型奨学金は限られている

  • 修士は30歳までが多い

  • 出願を考えた時点で検索必須

  • IELTSのスコアも6.5~7.0はほしい



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