Tasting by ROAST
2022年から始めたcoffeeのtasting set。
第1弾は”焙煎”に関して
未発達/under development とは何か
過剰発達/over development とは何か
飲み比べて体験してもらおうという内容でした。
使用したコーヒーは、Kenya,Murarandia,Washed Process.
ジューシーで明るい酸が特徴的なお豆です。
+COLORSの焙煎アプローチに対して
最も火力が強い時間を増減させることで、under/overを
表現しました。
under developmentの場合は、最大火力の時間を減らして
意図的にカロリー不足の状態にしました。
over developmentの場合は、最大火力の時間を伸ばしているため
焙煎の進行が早くなっています。
今回は焙煎による味の差異を知ってほしかったので
濃度(TDS)・収率は同じ値になるように抽出のレシピを組みました。
Brew Recipe
粉 12g 湯 199g 89℃ 5投注湯 24-56-44-43-32
Ideal 169g TDS1.37 EY19%
under 170g TDS1.34 EY18.9%
over 171g TDS1.37 EY19.5%
TDSと収率だけで見れば、どれもBrewing Chartが提示している
Ideal="理想的なバランス"にほぼ収まっています。
ですが、この3杯は飲み比べてみると明確に味わいが変わってきます。
underのコーヒーは、甘さがなくて後味の余韻も短く、若干の穀物系のフレーバーを感じます。
対してoverのコーヒーは、口当たりがざらつき後味に苦味を感じます。
色んな抽出を試して、それでも満足のいく味にならなかった時は、焙煎の方に原因があるかもしれません。
この内容に関しては、より深く掘り下げてセミナーでもやりたいなと思っています。
イベントやセミナーなどの情報はInstagramで発信しているので、良かったらフォローお願いします。
Instagram @plus_colors_coffee
第2弾は収率違いの飲み比べの予定です。
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