2023/01/05

今年は見なかった年末年始のテレビ、昨年まではRIZINという格闘技を見ていた。格闘技に出会ったのは2,3年前。考えてみれば当たり前だが、格闘技や武術・武道にも、ちゃんと技術論や理論があり、そこが面白くてハマったのだ。だが今年はTVでは放送されなかったので、結果だけスマホで追っていた。

今回はアメリカの大手格闘技団体、ベラトールとRIZINの対抗戦が目玉だった。日本の格闘技がベラトールに通用するのか、格闘技ファンはきっとワクワクしていただろう。個人的には、サトシ・ソウザ選手とクレベルコイケ選手は勝てる可能性があるんじゃないかと思っていたが、残念ながら負けてしまった。

わたしは格闘技素人だし、試合の記事を読んだだけで、映像を見たわけではないから実際どうかはわからないが(という予防線を張りつつ)、技術の差というよりも、フィジカルの差があるように感じた(榊原CEOのマネをしているわけではない)。

フィジカル、基礎能力といってもいいのだけれど、技術を身につける以前に必要な基礎能力の部分に差があるのかなという感じを持った。格闘技やスポーツに限らず、勉強や芸術なんかもそうだと思う。技術を活かすには高い基礎能力が必要で、技術が同レベルなら基礎能力が高いほうが勝つのではないだろうか。最後のひと押しの部分は技術ではなく基礎能力の差が出るように思う。
奇しくも最近、中田英寿さんの選手時代の映像を見る機会があった。技術もそうだが、マークにきた選手をふっとばすフィジカルの強さが別次元だった。なんとなく、今回の試合に通じるものを感じた。

基礎能力を鍛えるのは、きっとどの世界でも地味でつまらないものだろう。同じような練習を永遠と繰り返す、計算ドリルを何度もやるような。若い頃ならすぐに投げ出していたけど、むしろ今ならどっしりと構えてできる気がする。

面倒だけど、基礎能力を鍛えていこうかな。



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