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第一印象は良くなくていいのかもしれないと思ったこと

私が今付き合いのある人というのは、初対面で「この人とは仲良くなれまい」と思った人が多いです。
素敵な友人を二人紹介します。

突然上司としてやってきたAさん


私は、ギャル系の人が苦手でした。
ネイルに巻き髪、香水などのオシャレに勤しむ姿は、住む世界が違うという感覚がありました。

当時の職場の施設長が退職したのですが、後任は不在でした。
ある日社長と見知らぬ女性が施設にやってきました。
誰が見てもギャルという風貌の女性が、なんと施設の新しい管理者だというのです。
偏見は持たない主義を掲げていた私もさすがに納得がいかず、不満を漏らしていました。
完全に人を見た目で判断した悪い例です。

実際一緒に働いてみてすぐにAさんの人柄が伝わりました。
とても責任感が強く、思いやりに溢れた優しい人だということです。
施設を管理する立場にあった彼女は、問題が起きれば例え退勤後や休日でさえ、ロケットみたいに職場に飛んできて嫌な顔ひとつせず仕事をしていくような人でした。
彼女は当時の私のことを、「紹介された時、すっごい顔してたよ!嫌われてんのめっちゃわかったんだからね〜」と爆笑しながら言います。
いつでも明るく、理不尽なことがあれば誰が相手であろうと立ち向かいます。

Aさんのこういうところが、とても好きです。

ボスみたいな先輩Bさん


夜勤として出勤してきた彼女に挨拶をするも、目も合わせずはいはーいというのが初対面の時のことです。
それから何ヶ月かはろくに話をしてもらえません。
ミスをすれば詰めてくるし、それはそれは絵に描いたようにいびられていました。
しかし、目の前のことを着実に行い、意見のある時は相手が彼女であろうとはっきりと伝えていました。
それが印象よりもガッツのある人間として映ったようで、徐々に個人的な話をしてくれ、仕事でも頼ってもらえるようになりました。
私がBさんに抱いていた印象は、「この人に嫌われたら終わり」と言うものです。
普段仏頂面のことも多かった彼女だからこそ、普段考えていることを表情豊かに語る姿を見れることが嬉しかったです。
毎日謎に大量の差し入れをしまくるパートさんよりも、たまに気まぐれで飴をくれるBさんが好きです(なんか失礼)

今では定期的に近況報告し合いながら、他愛ない話をしています。
あの怖くてたまらなかった職場のボスは、公私共に助け合える友人となりました。

ギャップに狂う


ギャップの力って本当に偉大だと思います。
芸能人やキャラクターを好きになる時、「ギャップ萌え」が欠かすことのできない要素です。
その人の外見や性格からは想像のつかなかった一面が見えることで、格段に魅力が増すんです。
ギャップ好きの私が推している人物を紹介したいところではありますが、またの機会に。

最初から100%で愛想を振りまき、これができます、あれができますとアピールする節がありました。
繕った形から減点されていくのではなく、「こういう一面もあったんだ」と加点式で人に評価される生き方は、自分の中に取り入れたいです。
四六時中フル稼働では、疲れますからね。

終わります。また書きますね。

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