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ご祝儀貧乏は、これから死語?

こんにちは、ファイナンシャルプランナーの真凛です。
今日は普段受ける相談とは少し切り離した記事です。

ご祝儀貧乏 って聞いたことあります?
結婚式といったお祝い事が続くとご祝儀をいっぱい払うので
おめでたいことだけど、自分の生活が苦しくなるという言葉ですね。

今日はこのご祝儀貧乏の環境が変わりつつある話です。

理由は昨今の新型コロナウィルス感染症(以下「コロナ」)の影響で
結婚式への招待人数を減らしている可能性が高いという点です。

コロナで結婚式への招待客は減っている?

まずはコロナで結婚式への招待客が減っているかどうか。

リクルートブライダル総研の結婚トレンド調査2020によると
招待客は2017年の70.2人と比較し
2020年に66.3人と、たしかに減少しているようです。

もちろんスマ婚や少人数婚といった名前で
ごく親しい人だけを呼ぶ流れはコロナの流行前からありました。

一方で少人数だけを呼びたいけど会社の目が・・・という新郎新婦は
コロナという理由で少人数で開催できた!と
私の知人は喜んでいたりもしました。

これは参列者からすると
結婚式に参加する機会が減っているということにも繋がりそうです。

もちろん、ばらつきはあると思いますので
度々参列の機会がある方と、まったくなくなった方がいるでしょう。

とはいえ参列の絶対数が減っているのであれば
ご祝儀を払う確率も減っているはず、という仮定が成り立ちそうですね。

ご祝儀の相場ってどれくらい?

ご祝儀貧乏を形成するのは
参列回数 × 1回あたりのご祝儀 が生活を圧迫するか、です。

ご祝儀の相場も考えておきましょう。

とはいえ、このご祝儀の金額は
地域差や立場の差が大きく出る部分です。

たとえば私の住んでいる愛知県では
親戚だと5万円~10万円
職場の関係では3万円前後
友人の場合にも3万円前後 という傾向が強いでしょうか。

やはり数万円の出費が予測されますね。
もちろんおめでたくて呼ばれたらうれしい結婚式ですが
ご祝儀貧乏という言葉が生まれてしまうのも
一概に否定はできないようです。

コロナ明け、招待人数はどうなる?

ところでコロナは2類から5類になりました。

外出の制限やイベントでの来場者数に関する制限も随分と緩和され
コロナ前の日常が戻りつつあります。

ではコロナ明けでは結婚式の招待人数は元に戻るのでしょうか。

私は人間の消費行動に関する専門家ではないので、個人的な意見ですが
別の形でゆるやかに戻っていくのかとは思います。

今後の結婚式では
メタバース空間での結婚式なんてのもあるかもしれません。
遠隔ご祝儀を渡す日も遠くない可能性だってあります。

またコロナ禍で結婚式を控えていた新郎新婦が
婚姻から期間をおいて結婚式を挙げることもあるでしょう。

もちろん従来の考え方から変化して
遠縁の親戚までは呼ばないでも問題ない!といった考えや
職場の方とは切り離した結婚式を考える夫婦の考え方も残るでしょう。

ただこれらは「コロナ禍だから」という理由を
切り札にしていた方も少なくはないように見受けられます。

となると、多様な形でご祝儀を渡す機会は残っていくのではと思います。

もちろんお祝いの場、気持ちよくご祝儀を

ここまでご祝儀を払うと出費が痛い!とばかり取り上げてきましたが
もちろんおめでたいことですからね。

気持ちよく払えるように、資産形成をしっかりできるといいですね。

資産形成の方法としては
本来のお金の流れである 収入ー支出=貯金 を
収入ー貯金=支出 として資産形成をしていく先取り貯金や

お給料日に重点をおいた資産形成をとりあげてますのでご参考に。

ブライダルは一生に一度の機会なので、多様化が進んでいくと思います。
素敵な式を晴れやかな気持ちでお祝いできますように。

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