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湘南の海岸でテントサウナしてきた話

碧ちゃん、最近、体調が良くなくてですね、自律神経失調症とか冬季うつ病(冬になるとなぜか気が重くなる、だるくなる)とかって症状で悩んでいて。

で、この自律神経失調症、病院行っても治療法とか無いらしく「睡眠をちゃんととりまましょう」とか「運動しましょう」とか、ザックリした事しか言われないンですよね。

で、「自律神経失調症に効くのなんかないかな〜?」って言ってたら、CAT BOYSの高木壮太さんが「サウナだよ」って言ってたのを思い出して調べてみた。

サウナ、ただの熱い部屋だと思っていたのですが、正しい入り方があり

サウナ→水風呂→休憩

というサイクルを繰り返すのがサウナの正しい入り方らしい。

熱い!→交感神経

冷たい!→交感神経

休憩→副交感神経

熱い!冷たい!、と極端な環境に身を置いて、その後、普通の状態にする事で自律神経のバランスを整えるのだとか。

俄然、興味が出てきました!

が!ここで大事な問題が…

碧ちゃん、ちんちんが付いてるンですよね…。

ちょっと前に"トランス女性が女湯入れるか?問題"みたいなのでツイッター上で議論になりましたけど、碧ちゃんとしてはですね、公衆浴場みたいな裸になる場所で、女性に向けてちんちんなど出したくないのですよ。かといって、男湯だったら私みたい見た目なのが入ってきたら大混乱になる訳です。

結論から言うと、どっちも入りたくない😣ってのが正直なところで、「女湯なんて無理して入んなくていいじゃん」と今迄思ってたンですが、自律神経失調症で仕事も休みがちになったり、生活に支障をきたす事態になって、これはどうにかしないと…って状態なんですよね。

水着で入れる混浴みたいなサウナが理想的なんですが、これが探したけど中々無い!池袋にあったンだけどウチから遠い!(しかもちょっとお高い…)

ですが、ここでね諦めて「世の中が悪いッ!」とかインターネットで愚痴を撒き散らす私じゃないんですよ。

無かったら作ればいいじゃん✨

友達には恵まれてる碧ちゃん、フェスの秘境祭のオーガナイザーでもあり、藤沢で常夏ってDJバーをやってる木下竜さんが、その常夏の常連さんがテントサウナをロシアから輸入して購入したので、湘南の海を水風呂にして、海岸でサウナ会やると聞いて、竜さんのご好意で碧ちゃんも参加させていただける事になったのです。

じゃん!

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湘南の海岸にテントサウナを設置しました!

テントの中にストーブが入っていて、薪に火を付けて温めるのです。火を使うので二酸化炭素が発生する為、煙突で二酸化炭素を外に逃します。このテントサウナの中の温度は最大120度くらいまでいけるそうです。120度ってなんなんですかね。真夏の一番暑い時でも40度くらいですよ。これまで体感した事の無い世界が広がっている訳です。

早速、中に入ってみましょう。

凄い…。暖かいとかってレベルじゃないですね。入って1分もしないうちから滝汗が出てきます。熱い空気って上に上昇しますから、中の空気を循環させる為に団扇を仰いでたのですが、持ち手のところがプラスチックで、このプラスチックが熱々になる。普通、プラスチックが熱々とかならないじゃないですか。この中、多分、金属とか持っていったら大変な事になりますね。木材しか持ち込めないかも。よって中の写真は無し。このサウナのシートが耐熱素材で出来ていてこの温度にも耐えられる訳です。

自分の体見てもみるみる内に皮膚が赤くなって血行が巡るましく動いてるのが分かります。今迄体験した事のない状態です。

もうダメだ…。海に飛び込みたい。海が私を呼んでいる。

5〜6分くらい入ってたら、そんな気になってきました。

2月の真冬に海に入る人

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冷たい!だがさっきのサウナのお陰か、意外と入れるぞ!ちょっと気持ちイイ…。

冷えたところで、海岸に上がって休憩。

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なんなんでしょう。この過酷な環境を潜り抜けてホッとした感じ。湘南の海の絶景の中めちゃめちゃリラックスしてチルの状態になってきました。何度も言いますがこの時2月の真冬です。身体の芯から温まってるので、この時期に海岸で水着にパーカー羽織ってるだけなのに寒くないんですよ。真冬なのに私等のとこだけ夏になってるのです!こんな事有り得るのでしょうか?これが整うってやつ?!

とはいっても2月の真冬、15分位したらまた寒くなります。そして再びサウナへ…という事を繰り返します。

合間にグラビア自撮り撮れるくらい余裕出てきました。

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サウナで良いところを発見しました。運動不足と言われたんですが、運動するってマラソンしたり、スポーツしたりして、何気に腰とか膝とかに負荷をかけるじゃないですか。それで関節痛になって続かない事多いと思うんですよ。でも、サウナはただジッとしてるだけで負荷をかけずに血行は回り、汗をかき、カロリーを物凄く消費して、実質運動してるのと同効果みたいな状態になれるんですよ。

冒頭で冬季うつ病の件に触れたのですが、この病気、北の寒い土地に住んでる人がかかりやすいみたいです。でも、やっぱりその土地にはそれを解決する文化があるんですね。その北の国の知恵をお借りして取り入れられる。グローバル社会の良い面ですね。

ストレスの多い現代社会、部屋に入れば暖房が効いていて、でも外に出ればやっぱり寒い。耐性がつかなく、これでは自律神経乱れたりするのも当然といえる。

あと、日本のサウナ、私のようなトランス女性が入れなかったり、入れ墨の人お断りみたいな保守的な面があります。

でも、ドイツでは混浴サウナは当たり前らしいンです。

ここまでは日本まだまだなんですけど、

無かったら作ればいい

というDIY精神に乗っとり、このテントサウナに現代病の対処だったりトランス女性や入れ墨の外国人排除といった問題に対して前向きな未来を感じた、とても最高な体験をさせてもらいました。

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