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べつに歌わなくてもいいんです~教会で賛美歌を歌うワケ

のんびり「教会」シリーズ その2

教会って、外からは見るけど、中ってどうなってるの?

そんな素朴な疑問に、のんびり答えるシリーズ
更新頻度ものんびりです。

今回は、教会と言えば~なアレ……「賛美歌」について。
どうぞ、のんびりした気もちで読んでいってくださいね。

賛美歌ってなに?

読んで字のごとくで言えば
神さまの「美」しさ(すばらしさのほうがわかりやすいでしょうか)を
「讃/賛(たた)える」「歌」という意味です。

「神さまってすばらしい!」「尊い!」
「神さま、マジ神!」(まさしくですが)

そんな気もちで歌う歌……
それが賛美歌です。

賛美歌の歌詞のなかには
「神さまはすばらしい」「神さまは美しい」
そんな歌詞のものが実際にあります。

たとえば、皆さんもよくご存じの
「アメージンググレイス」Amazing Grace
あの賛美歌(なのですよ)は
「(神さまが与えてくださる)恵みは、驚くばかりにすばらしい」
と歌っています。

賛美歌は、神さまのすばらしさを讃える歌……
ですがそれはあくまでも
読んで字のごとくで言えば、です。

どうして歌うの?

理由は色々あるとも言えますし
あってないようなものとも言えます。

昔から歌というものは
キリスト教(それ以前はユダヤ教)の教えを覚えるため、
また教育するため、次の世代や別の人々に伝えるために
用いられてきました。
特に、紙や書物、文字によって残すことが難しかった時代です。

また、歴史のなかで
文化や芸術としても発展してきました。
その芸術性が重要視されるなかで
庶民が歌ったり演奏したりすることが
禁止されていた時代もあったほどです。

いまの時代は
歌でなくても、様々な方法で
覚えたり伝えたりすることができます。
芸術に関しても、誰もが自由に触れることができる時代です。

賛美歌を歌うということは
歴史のなかでいまに残っている
キリスト教の文化ということができます。

教会に行ったら、賛美歌を歌わなければいけないの?

歌わなくても構いません。
みんなが歌っているので
自分も歌わなければ居心地が悪い、と
感じることもあるかもしれません。

ですが、その内容は
キリスト教についての教えや信仰、
神について歌っているものがほとんどです。
キリスト教の神に対する信仰を
お持ちでない方からすれば
そのような文言はご自身の言葉ではないでしょう。

ですから、無理に歌う必要はなく、
周りで歌っている信者の方たちの歌を
聴いているだけでも構わないのです。
「こういうことを信じている
 信仰している人たちがいるのだなぁ」と
思いながら聴いていていただければ…

そして逆に、歌っても大丈夫です。
「信じてもいないのに歌うな!」などとは
誰も言いません。
ゴスペルや『第九』などの合唱曲と同じように
音楽として楽しんでいただいて構いません。

まとめ

賛美歌はキリスト教の神を讃える歌、
信者がその信仰を歌っている歌です。
なので、歌わなくても、聴いているだけでも
大丈夫です。

でも、音楽として
歌うことを通して味わう、楽しむ
それも自由です。

どうぞ、肩の力を抜いて
それぞれの形で
賛美歌を味わっていただけたらと思います。


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