【マルチレベルマーケティング】マルチ商法とネズミ講の違いは何?怪しいにおいがプンプンする?
こんにちは!
2月に入り、暖かい日が増えて嬉しいインターン生のかほです。
皆さん、”サイバー”という言葉聞いたことはありますか?!!
刑事ドラマでもサイバーセキュリティ対策本部(♡棒より)という言葉を聞きます笑
そこで今回はサイバーの語源である「サイバネティクス」及び「サイバネティクス理論」の使用例について一緒に学びましょう!
〇そもそもサイバネティクス理論って?
〈サイバネティクス理論の性質〉
そもそもサイバネティクス理論は
・通信工学、制御工学を融合したもの
・生物と機械の間にある情報伝達やコントロールの仕組みの類似性に着目したもの
という二面性を持っています。
んんん、なんだか難しい。
ここでサイバネティクス理論を解説する具体例を1つご紹介します!
〈結局サイバネティクス理論って何?〉
端的に言うと、
ということです。
それを具体的に説明したのがこちら↓
冬になると北から白鳥🦢がやってきて、
春になるとツバメが南から飛んできますね。
こうした渡り鳥は何千キロも飛行しますが、なぜ道に迷わないのでしょうか?
匂いがあるから? 磁石を持っているから?
本当のところはわかっていません。
ただ、サイバネティクス理論を構築したノーバート・ウィーナー博士は、
”渡り鳥は山や海などの周辺環境と常時通信し、何度も軌道修正しながら飛んでいるのではないか”と考えたそうです。
つまり、
この考え方はロケットやミサイルの軌道管理やインターネットに大きな影響を与えたそうですよ。
なるほど…
でもなぜこれとマーケティングが関連するのって思いません?
さらに見ていきましょうか!
〇サイバネティクス理論がマーケティングに?
〈サイバネティクス理論をマーケティングで使う場面〉
サイバネティクス理論は主にデータベースマーケティングに活用されています。
データベースマーケティングとは、顧客についてのあらゆる情報をデータベース化し、顧客の嗜好にマッチしたアプローチを行うマーケティング手法のことです!
インターネットやSNS上にはテキスト、音声、写真、動画など膨大な情報が蓄積されていますね。
このビックデータを活用すれば、その中から規則性やパターンを発見することができ、顧客に合ったサービスを提供することができるということです。
例えば、あるサロンにお客様が来店されたとします。
アンケートによってお客様は30代の方であるとわかったとき、お店のシステムに入力するとどんなコースをおすすめしたらよいか教えてくれるということです。
ではデータベースマーケティングへの活用例を見ていきましょう!
〈サイコサイバネティクス〉
サイコサイバネティクスとはサイバネティクス理論を人の心にフォーカスしたものです。
この時、潜在意識を”目標達成のための自動制御メカニズム”と捉えます。
つまり人間の内面にも軌道修正を繰り返しながら目的に向かって進む機能があると考えるということです。
例えば、
・ガソリン不足になるかもしれないと報道される
↓
・客は今のうちに給油しなくてはと考える
↓
・ガソリン価格が高騰する
↓
・産油国が石油の増産に同意する
↓
・客は焦って給油しなくてもよいと考える
↓
・石油は安定的状態となる
といった感じです!
これと心理療法が結びついたものがいわゆる自己啓発セミナーです。
さらに自己啓発プログラムと訪問販売が結びつくとマルチレベルマーケティングになります。
今回はややこしい話が多いので、ここで一度まとめてみましょうか!
〈マルチレベルマーケティングって知ってる?〉
皆さん、アメリカにある企業のAmwayはご存じですか?
Amwayの売り方はマルチレベルマーケテイングなのです!
これは新規の顧客をシステムの構成員としてさらに新規の顧客を勧誘すると勧誘者に利益がもたらされるという連鎖によりシステムや売り上げの規模を大きくしていくという販売方法になります。
マルチレベルマーケティングとは顧客が販売員となり次の顧客へ勧誘を行い、新しい顧客がまた販売員となるということです。
なんだか怪しいにおいがしてきました…
日本においてはマルチレベルマーケティングは連鎖販売取引として規制されていますが、それ自体は法令を遵守する限り合法な取引だそうです。
ではなぜ怪しく感じることがあるのでしょうか?
〈マルチレベルマーケティングが怪しく感じるのはなぜ?〉
それはネズミ講との類似性が指摘できるから!
一見、マルチレベルマーケティングとネズミ講は同じものに感じます。
そこで違いを一気に見ていきましょう↓
かなり似てますねー。
マルチレベルマーケティングとネズミ講の大きな違いは商品やサービスがあるかないかという違いです。
でもこういうのって引っかかる人が悪いんじゃないと思ったそこのあなた!
これは人をひっかけやすく作ってあるところが問題なのですよ。
勧誘時、勧誘者は顧客と信頼関係を作ることにエネルギーを使います。
そして、心理的な障壁が下がったところでセミナーなどのイベントに参加するよう仕向けるのです。
ちょいと雑談。
サークルの新歓などでタダ飯を食べれるということを耳にしますね。
これは仲良くなったところでうちのサークルに来ない?と誘うことが目的なのです。
似てますね笑 雑談終わり!
セミナーではサイバネティクス理論を利用した講演が行われます。
そして最後にABC手法と呼ばれるアドバイザーやブリッジ(紹介者)が一体となってカスタマーを説得するという方法が用いられます。
この時、ブリッジはカスタマーに寄り添うていで誘導します。
こんな感じ↓
このようにマルチレベルマーケティングの現状は非常に洗練され断りにくいものになっているのです。
知っていれば騙される確率も減るでしょう!
〇まとめ
今回はサイバーを起点として、サイバネテッィクス理論、サイコサイバネティクス、マルチレベルマーケティングについて学びましたね!
ギュッとまとめたので、もしわかんなくなっちゃったと思ったら前に戻ってみてください。
また、下の動画でも解説しています!ぜひご覧ください。
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