夏の食養生

夏はデトックスの季節

梅雨だというのに、うだるような暑さが続いていますね。
外に出るとあっという間に汗だくになってうんざり・・・ですが、汗をかくことで、体の毒素や老廃物を出すことができるのです。

現代は運動不足や、空調のきいた室内で過ごすことが多いことなどから、汗をかきづらい人も増えています。
しかし、発汗することで代謝が促進されたり、有害金属が排出される効果がありますので、日常で体を動かすことを意識したり、シャワーですませるのではなく、湯舟につかるなどを習慣にしたいものです。

とはいえ、年々気温が上昇して猛暑が続く中では、熱中症を予防することが先決ですので、気温が高い時は無理をせず、水分補給をして涼しい場所で過ごしてくださいね。

出したら補うーミネラル補給のすすめ

汗をかくと水分だけでなく、ビタミン、ミネラルも一緒に排出されます。
水を飲むだけでは、体内の電解質のバランスが保たれないので、ナトリウムやカリウムを補給することが大切です。
ただし、市販のスポーツドリンクは糖分が多く含まれているので摂りすぎにはご注意を。
ココナッツウォーターは電解質やビタミン、ミネラルが豊富で低カロリーなので、おすすめです。

夏にスイカ（カリウムが豊富）に塩（ナトリウム）をふって食べるのも、汗をかく季節に理にかなった食養生なのかもしれませんね。

寿命をのばす？お味噌汁と梅干し

発汗で失ったミネラルを補給するのに、お味噌汁と梅干しもうってつけです。
梅干しにはクエン酸が多く含まれており、ミネラル補給だけでなく、疲労回復、乳酸・活性酸素の減少、自律神経を整える効果があると言われています。
また、お味噌汁はタンパク質と、具材を工夫することでビタミン・ミネラルをとることができますし、腸内環境を整え、睡眠を改善する効果が期待できるのです。お椀一杯で栄養がとれる日本のスーパーフードですね。

身近な食材を取り入れて、元気に楽しい夏を過ごしましょう。