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喫茶店でのとある出来事

先日、家族の用事でお寺に行った。
その途中で起こった出来事について話していきたい。

夫と私、義理の姉でお寺に行く用事があった。
お寺は遠方というほどではないが、中距離にあるため自動車で行くことになった。

義理の姉と待ち合わせて合流し、3人でお寺に向かう段取りだ。
自動車で向かうので、時間が読めないため、朝の7時に出発することになった。待ち合わせは9時である。

ところが日曜日だったためか、道路が非常に空いていて待ち合わせの1時間前に到着してしまった。

夫「家出るの8時でよかったかもね」
私「車だし時間読めないから7時でもいいんじゃない」

私「近くにファミレスでもないかな」
夫「周り走ってみようか」

少したつと「コメダ珈琲店」を見つけたため、入ってみることにした。

朝8時なので開店しているかなと思ったが、そんな心配は無用だった。

店内に入ってみると、日曜日の朝なのに意外と混んでいた。
ただ席は空いていたので、すぐに案内された。

ところでコメダ珈琲店といえば、料理の量が多いことで知られている。
いつだか覚えていないが、一度だけコメダ珈琲店に行ったことがある。

残念ながら、朝食は食べてきたため、ドリンクのみ頼むことにした。
「ああ残念……。コメダ珈琲店のモーニングとなるものを頼んでみたかったと」思いながら。

いろいろあるドリンクの中から、私は「小豆小町 葵」を選んだ。
夫は「アイスコ―ヒーにする」といい、メニュー表をながめていた。
「どれがアイスコーヒーなのかな」「これかな、アイスミルク」

店員さんを呼び注文を済ませたあと、私はあらためて店内を見回してみた。

天井も高く、隣の席との距離もほどよく空いている。
雑誌も置いてあり「ゆっくりとくつろげる環境だな」と。

席には「混雑時は90分制でお願いします」と書いてあった。
「居心地がいいので長居したくなるよね」

少しして、注文したドリンクが運ばれてきた。
夫のドリンクを見てビックリ!
アイスコーヒーだと思って注文したものが「牛乳」だった。
「アイスミルク」なるほど、牛乳だよね。

夫は「まあ仕方がないか」と飲みはじめた。
あらためてメニュー表を見直してみると「アイスミルク」と書かれているが、商品の写真はなかった。
「写真があったらよかったよね」と私。

ドリンクを頼むと、小さな袋に入った豆菓子がついてきた。
コメダ珈琲店ではドリンクを頼むと「豆菓子」がついてくるそうだ。

食べてみると、とてもおいしい。
お茶菓子には、ほどよい甘さである。

夫は「豆菓子」を食べないみたいなので私がもらった。

時間になり、義理の姉を迎えに行った。
義理の姉に、早く着きすぎたため、コメダ珈琲店で時間をつぶしていたことを話した。

すると「私、行ったことない」と義理の姉。
「意外と居心地がよく、くつろげますよ」と私。
「今度行ってみようかな」と義理の姉。
「ぜひぜひ行ってみてください」と私。
夫の「アイスミルク」の話をすると、義理の姉は爆笑。

「そういえば、私が頼んだ飲み物は、どんなだったかなあ?」ふと頭によぎった。

今回は、早く着きすぎたため、思いがけず「コメダ珈琲店」に行くことになったが、行ってよかったと思える出来事だった。

#創作大賞2023


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