ポラリスと星の還る場所
GWのお出かけでコニカミノルタプラネタリウムを見に行く機会があって、いろいろ考えさせられることがあった。それを書き出してみる。
内容はネタバレになってしまうのでここには書けないが見に行ったプログラムでポラリスの話があった。
ポラリス、和名では北極星。動き続ける夜空の中でもほぼ同じ場所で輝き続けるその星は、古くから道しるべとして旅人や船乗りを導いてきた。
人生という正解のない旅路もまた、ポラリスのような道しるべが必要だ。迷ってしまった時、ふと立ち止まって見上げた空に輝くポラリスがあれば、進むべき方向を判断することができる。
人それぞれに道しるべがあって、僕にも僕のポラリスがある。まだ僕には見えていないけど、彼女にも彼女のポラリスがあるはず。
付き合い始めた頃からずっと相談に乗っている彼女の悩みがある。
これも彼女がポラリスという道しるべを見失っていなければ、本人が思ってるほど難しい問題ではなかったりする。
彼女からすれば雲がかかって星が見えていない。いわば道に迷っているわけで、その雲をはらう手伝いをしている。
実はポラリスは不動ではなく、少しだけ動いている。なんなら地球の自転の関係で少しずつ見える位置は変わっているのだ。約2000年後には今別の星がポラリスになっていることが天文学的に分かっている。
だから道しるべとしてのポラリスは不変なものである必要はないし、一つでないといけないというわけでもない。置かれた状況や時に流れによって移りゆく。
図々しいかもしれない。でも彼女にとってのポラリスの一つになれたら、お互いが星の還る場所になれたらどんなに良いだろうか。
なんてね。
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