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「身体と言葉を繋げる」無料塾レポート(〜38時間)

今回は第2回モノローグ発表会。
天気が良かったので、最初は外の広場でのワーク。その後は、身体と言葉を繋げるためのワークへ。

言葉と身体が繋がった状態、Unity(全体性)を目指す。というか、繋がっているということを思い出す作業。
シーンワークをやると、突っ立ってやってしまう俳優が多いが、それは不自然なこと。人間はそもそも動物なので、動くものであるし、動きたいもの。日常で止まったまま喋る人なんていない。緊張や不安が、その前提を忘れさせてしまう。
身体によって変わる言葉、言葉によって変わる身体を体感する。

言葉一つ一つが持つ筋肉。「お前さー」と「お前よー」は方向性や質感が違う。それがわかれば、舞台上でどう動くかなど考えなくてもいい。自然と生まれる。発語した先に身体をついていかせればいい。

感情を自分で作らない。感情はやりとりの中で、行動の結果に自然と生まれてくるもの。感情が生まれることがゴールではない。潤滑油。動けば生まれるし、動かなければ生まれない。
リアルな感情などいらない。あれば使えるだろうが、大事なのはリアリティ。お客さんにそれが伝わらないと意味がない。

交流の心地良いテンポを掴む。自分のタイミングで演じると不自然になるし、キモくなる。感情にフォーカスしてるとそうなりがち。まずは反応する。相手に呼応して発語する。自分が準備出来きてってない時の方がいい。
毎セリフ直前に息を吸う人がたまにいるが、そういう人は自分のタイミングでやっている。安定した状態ではなく、不安定な状態で演じる。

休憩後に、1人ずつモノローグを発表。
今回は僕ではなく、見てる人がフィードバックをする。どこが良かったか、どうすればより良くなるかを言語化する。この視点は自分のパフォーマンスを上げるためにも大切。

今回の発表は非常に良かった。
一人一人の工夫やチャレンジが見えたし、改良も出来ていた。
そして何よりも、一人一人のフィードバックコメントが素晴らしかった。誠実で、正直で、的確で、具体的だった。
前回からの大きな成長を感じたし、今までやってきたことが繋がってきていることも感じた。更に進むぞ…

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