見出し画像

世界的に活躍する即興演劇カンパニー「Impro Theatre」の日本人向け年間プログラム開催!!!

ロサンゼルスにあるインプロカンパニー「Impro Theatre(以下インプロシアター)」による年間プログラムを、日本人向けに開催することになりました!

■インプロシアターとは?
世界の偉大な劇作家(シェイクスピア、チェーホフ、テネシー・ウィリアムズなど)のスタイルをベースとした長編の即興演劇を創るチームです。プレイヤーは言語と身体を組み合わせ、その瞬間でキャラクターに命を吹き込んでいきます。1988年に「ロサンゼルスシアタースポーツ」というショートフォームのインプロチームとして設立され、成功を収めて以降は長編即興劇団へと発展していきました。ロサンゼルスタイムズ、バックステージウェスト、ロサンゼルスウィークリーなどで数々の賞を受賞し、世界中の劇場でツアー公演を行っています。
https://improtheatre.com/

■インプロシアターのスクール
インプロシアタースクールは、ロサンゼルスにあるナラティブインプロ(物語を創る即興芝居)の本拠地です。芸術的なストーリーテリングを教えることに焦点を当て、瞬間の中に真実を見つけていきます。ナラティブインプロの様々な要素を探求する多種多様なクラスは、すべてのレベルの学生に開かれています。講師は、すべての年齢、背景、および職業の学生が即興する喜びを発見するために、安全な場所を提供します。

■インプロシアターの年間プログラム
インプロシアターは、プロの俳優、脚本家、演出家で構成されています。そのため、運営するスクールのトレーニングはかなり演劇的です。
今回開催される年間プログラムは、スクールでの最初の1年間である「CORE PROGRAM」です。
「CORE PROGRAM」はインプロシアターのパフォーマンスの基礎となる部分で、大きく分けて4つのセクションがあります。
各セクションに3ヶ月(3時間×12回)を費やし、1年掛けて即興演劇を創る上での基礎を身に付けていきます。

1. Physical(身体)
Physical COREは、4つのCOREカリキュラムワークショップシリーズの第1弾であり、我々のインプロのスタイルであるナラティブインプロ(物語を生きるインプロ)の基礎となるものです。インプロでは、芯の通ったキャラクター、具体的な環境、リラックスした状態でのパフォーマンスが大切です。Physical COREでは、リラックスした状態になること、落ち着くこと、舞台技術(照明、音響、衣装など)や環境と繋がった演技を探求します。このクラスでは、パッツィー・ローデンバーグの「Second Circle」、アン・ボガートとティナ・ランドーの舞台用の「Viewpoints」、ルドルフ・ラバンの動きの分析などからインスピレーションを得ています。

2. Character & Relationship(キャラクターと関係性)
Character COREは、ナラティブインプロのための4つのCOREカリキュラムワークショップシリーズの第2弾です。インプロでは、物語がキャラクターと他のキャラクターとの関係性から生まれることを教えています。このワークショップでは、インプロの基礎とPhysical COREからのワークを深めることに加え、弱さを晒せる、強い欲求を持ち、具体的な観点を持った、芯の通ったキャラクターの創造を探求します。また、ステータスや感情に影響され合う関係性も探求します。ナラティブインプロでは、プロット(後述)に従うという罠に陥りがちですが、インプロでは、キャラクターや関係性を深く掘り下げれば、プロットは勝手に起こるということを教えています。

3. Story(物語)
Story COREは、4つのCOREカリキュラムワークショップのシリーズ第3弾です。Story COREは、Physical COREとCharacter & Relationship COREのワークをベースにして、キャラクターの目的とスルーラインを使って即興的な物語を深めていきます。生徒たちは、トーン、ビート、テーマ、アーク、始めに戻ることを意識しながら物語に飛び込んでいきます。我々のインプロのスタイルでは、プロットとストーリーを明確に区別しています。インプロでは、プロットとは物語の中で起こる出来事の流れであり、ストーリーとは登場人物の感情的な旅であると定義しています。インプロでは、最高の物語は、有機的にストーリーを発見し、それを深く掘り下げていくことから生まれると考えています。インプロでは、プロットを重視せず、良いストーリーテリングの副産物としてプロットが起こるようになっています。

4. Genre(ジャンル)
Genre COREは、4つのCOREカリキュラムワークショップシリーズの第4弾です。Genre COREでは、CORE 1、2、3のスキルをジャンルの研究に応用します。このクラスは、メインカンパニーのレパートリーの中から、一部のジャンルを学ぶことから始まります。レパートリーに含まれる偉大な作家たちが持つメタファーやモチーフから、どのようなスタイルでも説得力のある物語を創る方法を学びます。Genre COREの第4週目までに、クラスはあらかじめ決められた1つのジャンルに落ち着き、綿密な研究が始まり、最終的にパフォーマンスすることを目指します。

■オーガナイザー・忍翔の想い
今回、インプロシアターのディレクターであるダン・オーコナーに直談判をして、このような素晴らしい企画を立ち上げることが叶いました。
世界がオンラインに移行してから、海外講師によるワークショップは最早珍しいものではなくなってきましたが、スクールの年間プログラムの開催というのは前代未聞なことです。
インプロシアターは先述した通り、インプロと演劇を融合させ、世界中から評価されるパフォーマンスを行なっているチームです。
そしてそのスクールの年間プログラム(僕は現在英語で受講中)は極めて実践的な内容であり、インプロと演劇を総合的かつ身体感覚的に学ぶことが出来るものです。
この年間プログラムが、今後も継続的に行われる保証はありません。なので、この機会は本当に大きなチャンスだと思います。
先述したように、インプロや演劇の経験は問われません。全ての人に対して門戸が開かれています。
人数的に選考は致し方ないことではありますが、少しでも興味のある方は、その好奇心のままに是非とも申し込んでみてください!

【日程】
2021年〜2022年
Core 1(Physical): 4/6 - 6/29 9:30-12:30 (5/4休み)
Core 2(Character&Relationship): 7/6 - 9/28 9:30-12:30 (8/17休み)
Core 3(Story): 10/5 - 12/28 9:30-12:30 (11/23休み)
Core 4(Genre): 1/11 - 3/29 9:30-12:30
毎週火曜日の午前中で、各セクション3時間×12回コース

【場所】
Zoom

【料金】
月20,000円×12ヶ月
※一括でも分割(月毎)でも、どちらでも対応可能です。
※カンパニーの都合でクラスの継続が難しくなった場合は、開催出来なくなってしまった分の受講費は返金致します。
※参加者側の都合で途中から参加が出来なくなった場合は、通年分全額お支払い頂きますのでご了承ください。

【対象】
通年で受講可能な人(インプロ、演劇経験不問)

【定員】
12名
※定員を超えた応募があった場合、選考を行います。

【通訳】
原啓太

【申込】
playerosho@gmail.com宛に
件名に「年間プログラム参加希望」
本文に「名前」「年齢」「プロフィール(400字以内)」「志望動機(400字以内)」を明記して、顔写真を添付して送って下さい。
※締切は3月7日(日)24時です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?