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表現の最適解を見つける旅

今日の昼、シアターマスクLABOでフルマスクの稽古をしました。

フルマスクの探求をしてると、見せたいものを見せるための最適解が段々とわかってきます。
例えば、「結婚したがってる人」を見せるために必要なのは?
「結婚したいなあ」というセリフ?教会の鐘の音?床に乱雑にばら撒かれたゼクシィ?…
いずれにせよ、頑張って演技することが最適解とは限らないことがわかります。

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その後、アメリカでインプロや演技を学んでいた友人とお茶をして、そこではクラウンの話が出ました。
クラウンは「お客さんを笑わせる」ことが目的ですが、「面白いことをやること」だけが手段ではありませんし、それが最適解でもありません。
むしろ何もやろうとしないで、ただ立っているだけの時の方が爆笑をもらえたりもします。

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演劇というのは、見る人と見られる人で構成されます。
だから、そこにおける正解というのは自分の中ではなく、その間に生まれるものなのです。
しかし、見られる人、すなわち演者は「自分がやりたいこと」「自分が見せたいもの」をやろうとしていまいます。すなわちエゴが出るのです。
演者側にエゴがあればあるほど、お客さんが入り込む余地を奪ってしまうのですが、そのことに気付くことすら出来なかったりします。

7月に開催するシアターマスクWSと、インプロクラウンWSは、全く違う角度からですが、そのことを実感し、実践出来るワークショップです。
「今この瞬間見せたいもの」「お客さんに届けたいもの」のために、最適な在り方、表現とは何か。

一緒に探求していきましょう。


インプロクラウンWS
舞台上でより自由で輝くあなたになるためのワークショップです。
クラウンとは道化のことで、人を笑わせるものですが、その笑いの本質は「笑われること」にあります。
ありのままの自分を舞台上に晒し、それを笑ってもらう。
考えてみると非常に怖いことですが、無防備になる勇気こそが、見ているものの感動を生み出すのです。
うまくやろうとする自分、失敗を恐れる自分、繕ってしまう自分…
あなたの可能性を狭める「自分」という殻を破り「愛すべきあなた(クラウン)」に出会うための旅をしましょう。

■日時
2021年7月3日(土)〜4日(日) 両日12:00-17:00
■場所
都内近郊施設(参加者にのみ通達)
■参加費
10,000円
■対象
舞台上での表現を志す人(俳優、ダンサー、インプロバイザーなど)
■定員
10名(先着順)
■締切
6月27日(日)24時

シアターマスクWS
様々なシアターマスクに触れることを通して、表現者としての能力と、舞台創作における創造力の向上を目指します。
◎ニュートラルマスク
すべての仮面の下には、他のすべての仮面を支えるニュートラルな仮面があります。このニュートラルな出発点を経験したとき、身体は自由になり、ドラマを刻むことができる白紙のページのようになります。
◎フルマスク
キャラクターは、葛藤、歴史、背景、情熱を持っています。そのマスクが持つ「身体」になり、物語を演じるための「Just」な表現を探求することが出来ます。
◎ハーフマスク
キャラクターは、葛藤、歴史、背景、情熱を持っています。そのマスクが持つ「声」を出し、自分という存在を超越したトランス状態になることが出来ます。

■日時
2021年7月24日(土)〜9月25日(土) 毎週土曜9:30-12:00(全8回)
※8月28日、9月18日は休み
■場所
i Rego Garage
※「荻窪」駅南口から徒歩1分
■参加費
20,000円
■対象
舞台上での表現を志す人(俳優、ダンサー、インプロバイザーなど)
■定員
8名
※定員を超えた場合は選考します。
■締切
6月27日(日)24時

申込は以下より


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