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Physical Devising WS 〜演劇の可能性を広げる〜

忍翔と今井夢子が、身体を用いた集団創作ワークショップを行います。

演劇の世界には、ディバイジングと呼ばれる、集団創作の文化と技術があります。
演出家、劇作家、俳優が対等にアイデアを出し合い、作品を作り上げていくのです。
以下の動画はイギリスのマイムフェスティバルで上演されたパフォーマンスであり、ディバイジングによって創作されています。

既存の作品『ロビン・フッド』を、演者全員の声や身体を駆使して創作している様がわかります。
そこに豪華な装飾や美術はなく、一畳ほどのスペースの中を、ダイナミックに動きながら空間や人物を次々に変化させていっている様が印象的です。

ディバイジングとは、破壊と創造だと僕は考えています。
それぞれが持つ演劇はもちろん、演技、脚本、台詞に対するイメージを一度壊し【破壊】、様々な表現の可能性を用いて再構築していき【創造】、一人のアイデアでは作れない演劇を作り上げることに、ディバイジングすることの意味があるのだと思います。

このワークショップでは、人間の声や身体の表現の可能性、アンサンブルとしての可能性を広げ、即興的な創作を繰り返すことで、既存のテキストの新たな表現可能性を探求していきます。

■日程
2022年11月19日(土)〜20日(日)
両日10:00〜17:00(昼休憩1時間あり)

■場所
都内施設

■講師
忍翔 OSHOW
高校から演劇、大学から英語劇とインプロを始める。シェイクスピア作品やブロードウェイミュージカルからインプロショーまで、ジャンルと言語の垣根を超えて幅広く出演。2015年にミラノで開催された国際インプロフェスティバル「MITICO」への参加をきっかけに、インプロの国際組織「International Theatresports Institute(iTi)」のメンバー(日本人で2人目)となる。その後、ドバイでの国際インプロフェス「Arabian Nights」、ロサンゼルスのImpro Theatre、フランスのEcole Philippe Gaulier、カルガリーのLoose Moose Theatreに参加。インプロ、クラウン、マスク、ディバイジングの経験を積み、その思想、哲学、技術を日本に伝えている。

今井夢子 Yumeko Imai
学生時代よりタップダンス、ジャズダンス、演劇を学び、ダンサー・俳優として活動。2012年より、俳優として椿組に所属。2014年より自身のパフォーマンスユニットManhattan96を創立。演劇的レビューショーの企画上演に力を注ぎ、脚本・演出・振付を務める。2018年にヨーロッパへ渡り、パリで身体表現を学んだ後、スペインセビージャのフィジカルシアターカンパニーSENNSA TEATRO LABORATORIOに初のアジア人メンバーとして抜擢されツアー公演に出演。2020年に帰国し、現在は脚本、演出、振付、企画、出演と、幅広い分野で精力的に活動中。

■料金
【Manhattan割:「白昼のグリーンジャーニー」を観た人】
2日間参加:16,000円
どちらかのみ参加:9,000円
【一般】
2日間参加:18,000円
どちらかのみ参加:10,000円

■対象
俳優、ダンサー、演出家、劇作家など、創作活動をしている方。もしくは、共同作業による創作に関心のある一般の方。

■募集人数
16名

■申し込み方法
こちらのフォームから必要事項を入力して頂き、11月6日(日)までに送ってください。
応募者多数の場合は選考を行い、11月8日(火)までに全員に結果を通達致します。

ハラスメント防止ポリシー
ワークショップが安全で健全に進行されるよう、以下のことを大切に進行します。
・全ての参加者が、心理的安全性を感じられるような場作りをします。
・参加者全員に対して、敬意と尊敬を持ち、対等な立場でコミュニケーショを取ります。
・指導の上で身体的な接触が必要な場合は、当人の了承を取り、社会通念上適切な箇所にのみ行います。
・エクササイズについて、常にフィードバックや感想を聞くなど、全体での意見交換の場を作り、どの参加者も発言の機会が得られるようにします。
・参加者の中に、ヘイトスピーチや暴力等の不適切な言動や行動をする方が出た場合には、すぐさまその方の参加を断り、退室をお願いします。
・全てのエクササイズは、参加者個人の性別・ジェンダー・年齢・体力等に配慮して進行します。
・参加者の方から、進行に関してご意見や苦情をいただいた場合には速やかに対応をとります。

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