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社内KPTの様子

こんにちは petitviolet です。
↓の記事でも軽く紹介があったように、弊社ではKPT(Keep-Problem-Try)を用いた振り返り会を定期的に開催しているので、その様子を紹介したいと思います。

なぜKPT会してるの?

社員数が少なくプロジェクト数もそこまで多いわけではないとはいえ、日々の業務に追われて仕事するにあたってなにか問題があってもそれの改善に時間を使うことが難しくてついつい放置してしまうこと、ありますよね。
日常的にSlackのhuddleを用いてコミュニケーションはとっていますが、見直したい業務フローがあるとか、何か引っかかっていることがあるんだよね〜とか、そういった普段の会話ではなかなか発生しないコミュニケーションのきっかけとしてKPT会が運用されています。

KPT会の流れ

なにはともあれKPT会場を用意します。ツールとしてはMiroを使っています。

会場

時間を決めてKEEPとPROBLEMを同時に記入します。
以前はKEEPを記入する時間とPROBLEMを記入する時間をわけていましたが、振り返りながらKEEPを書いているとPROBLEMで頭がいっぱいになることが多くて一緒に記入するスタイルになりました。
ちなみに、記入中はMiroの機能でprivate modeというのがあるのでそれを利用することで他の人が記入している内容がリアルタイムでは見れないようになるので、自分の振り返りに集中することが出来ます。

時間を決めてKEEPとPROBLEMを同時に記入します  

記入が終わったら、順番に

  1. KEEPについて一人ひとり話す

  2. PROBLEMについて一人ひとり話す

と記入した内容について軽く話していきます。
人数も少ないのでつっこみを入れたり質問をしたりとワイワイ話しつつ内容について 👏 や 🔥など適当に絵文字をつけてリアクションしていきます。特にPROBLEMについてより深堀って話をしたいときは 👂 マークをつけておき、後で時間をとって話すようにしています。

書いた内容についてそれぞれ話してリアクションしていきます

一通り話し終わったら、PROBLEMについてある程度似通った内容になるようグルーピングしていきます。まとめて解決できるようなTRYを考えるヒントになったりしますね。

PROBLEMをグルーピング

グルーピングが終わったら投票です。Miroには投票機能まで備わっており、指定した範囲内のオブジェクトに対して票を入れることが出来るようになっています。PROBLEMの数にあわせてファシリテータが適当に票数を決めてみんなに投票してもらいます。

迷ったときはグループ全体に投票することもあります。
基本的には票数が多いものから順番にTRYを議論していくわけですが、人数が少ない都合もあり、だいたい↓みたいになるのでなんとなく対象を決めつつ議論を進めていきます。

票が偏りがち

わいわいと話ながらTRYを考えていきます。
理想的には具体的なアクションとして設定することができればいいのですが、なかなかそこまでブレイクダウンすることが難しかったり、特別な事情がある場合が多いので標語みたいになることも少なくありません。がちがちに運用することを目指すというよりも、メンバーで課題意識を共有できただけでも成果と考えています。

TRYを考える

このようにして出来上がったTRYについて、毎週開催しているスケジュール会でTRYを確認する時間を設けています。

具体的なアクションに出来たとしてもKPT会が終わって多少疲れた状態だとすぐに忘れてしまうこともありますし、弊社の場合だと受託開発を行っているので、「案件が始まるときに〇〇したい」といったアクションがTRYとしてあがったとしてもそれを実行できるタイミングは次の案件が始まる時になってしまうといった事情もあります。

スケジュール会で確認するためのセクション

むすび

いかがだったでしょうか?
KPT自体いろいろとやり方もあるでしょうし、弊社のやり方にも改善の余地があるかとは思います。目の前の業務から少しだけ離れてみんなで振り返って議論することで認識・改善できるものもあるので、やってみてはいかがでしょうか? 🙂