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東京観光財団のベストプラクティスに渋谷区観光協会の観光施策が取り上げられました!

※TCVB文章より抜粋

渋谷区観光協会におけるデジタル技術活用による観光施策

1.背景
近年、デジタル技術活用の重要性が高まってきている。
渋谷区観光協会では、以前より企業と協力することで渋谷が抱える課題解決を図ってきた。そして、コロナ禍により各国との往来が制限される今、オンラインを利用した新たな取組を実施。
渋谷区観光協会のデジタル技術活用施策をベストプラクティスとして取り上げる理由は、取組事例の紹介とともに、施策を展開する際の協会の考え方が、他地域において参考になると考えるからである。
今回は Google の技術を活用した「デジタル観光戦略」と、Airbnb との提携による「オンライン体験」の2事例を紹介。

2.デジタル技術活用のきっかけ
コロナ以前は多くの訪日観光客が訪れていた渋谷だが、多くが「ハチ公」や「スクランブル交差点」などがある渋谷駅付近の滞在に留まるとともに、写真撮影が終わると回遊することなく他のエリアに移動し、消費につながりにくいという課題があった。
2019 年夏、東京 2020 大会の開催が迫るなか、企業が持つデジタル技術を活用することにより、観光客の回遊性の向上及び域内消費の増加を目指すことになった。ターゲットとしたのは、欧米からの観光客だ。
これらの地域から訪れる人は、渋谷を「東京のカルチャーを体験できる場所」と認識しているという。よって、飲食のほか、アート・音楽・ファッションをはじめとする文化体験目当ての人が多く写真撮影後すぐに他の場所に移るアジアの人々に比べて、滞在時間が長くなる可能性が大きい。


3.デジタル技術活用の取組事例
(1)デジタル観光戦略
まず1つめの事例は、Google の技術を活用した、外国人観光客の回遊性の向上及び域内消費の増加を目的とする取組だ。令和2年 1 月 27 日に、渋谷区とともに、「デジタル観光戦略」を発表し、その一環として下記の取組を行った。

①「Google マップ」と二次元バーコードでおすすめ場所やルートを案内
②Google アシスタント通訳モードを活用したどこでも観光案内コーナー

①は、区内各所に掲出するポスターやステッカーの二次元バーコードを読み込むことで、訪日観光客にニーズの高いスポットやおすすめのルートを「Google マップ」に表示するものだ。スマートフォンがあれば街の看板などが読めなくても行きたい場所にたどり着くことができる。協会としては、渋谷駅付近の滞在に留まっていた観光客を区内の他のエリアに呼び込むことができるとともに、飲食店などのスポットを紹介することで消費につなげることができる。同時に、喫煙所マップなどの情報も併せて提供することでマナーの啓発も行っている。

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②は、渋谷駅前の観光案内所「SHIBU HACHI BOX」等に、多言語で会話ができる機能を搭載した「Google Nest Hub」を設置し、活用するものだ。これにより、30 言語でコミュニケーションをとることができるようになった。

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Google が持つソリューションを活用することで課題の解決を図ることできると考えたことから「デジタル観光戦略」が進められることとなった。

その他取り組みや実施結果などの詳細はこちらをご覧くださいhttps://www.tcvb.or.jp/jp/project/chiiki_bestpractice_shibuya.pdf


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