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遊び読書記録ー『戦略と情熱で仕事をつくる』

読んだ本をアウトプットする+専門と絡めて「遊び」や「子どもの育ち」の視点からの読書記録。
こういう読書記録ってどの程度書くのがいいのかよくわからないですが、とりあえずやってみる。

今回読んだ本は「戦略と情熱で仕事をつくる」。副題?は「自分の強みを見つけて自由に生きる技術」。

前置き

著者は松永直樹さん。ボードゲームソムリエを名乗っていて、「7つの習慣」ボードゲームを制作した人、ボードゲームで「マツコの知らない世界」に出演した人と聞くと、すごい人かも?と興味が湧くでしょうか。

この本は、そんな彼が

「自分の知らない『自分の強み』の見つけ方」「深海よりも深いブラックオーシャンを狙う」「新しい仕事のつくり方」など、実体験をもとにまったく普通の人でも成長し、好きなことで生きられるようになる方法を紹介します。
(カバー折り返しより)

というものです。

帯には

「好きなことで生きていく」。それができるのは特別な人だけだ、そう思っているすべての人に読んでもらいたい!
ボードゲームが好きという「情熱」と、大勢の人に会いにいくという「戦略」で新しい仕事をつくる方法

とあります。その通りの内容になっています。

実は、この帯をちゃんと読まずにとりあえず一通り読んでみてから、「ん?戦略ってどのあたりだ?」と思っていたのが、この帯を見て「そういうことね」と感じた次第です。

さて、この本は大きく分けて3つの話題で構成されています。
①松永さんのこれまでの人生について
②「強み」の見つけ方、作り方
③好きなことで生きる技術(ノウハウ)

①松永さんのこれまでの人生について

彼自身がどのようにしてボードゲームソムリエを名乗るようになり、どのようにしてそれを仕事にすることができたのかが、かなりの分量で(半分以上のページを割いて)書かれています。

②「強み」の見つけ方、作り方

「強み」とは「お金をもらわなくてもやりたいこと」という前提のもと、①の経験を踏まえて、「強み」の見つけ方、作り方が挙げられています。

③好きなことで生きる技術(ノウハウ)

そして最後に、好きなことで活きるノウハウを紹介しています。ここは目次を見れば、ほぼわかるので、先のアマゾンででも確認してみてください。

「遊び」の視点から

遊びは「やりたいことをやること」。松永さんにとってボードゲームがずっと「やりたいこと」で、それをずっとやり続けていると言えます。彼は遊び=仕事になっている人ですね。
「強み」の見つけ方にしても「幼少期に何が好きだったか探ってみる」とアドバイスをされています。以前から、子どもの頃からやらされごとばかりで、「自分のやりたいことがわからない」という若者が増えていると言われています。子どもの時に徹底的にはまることが少なくなっている。私は遊びの機会が減っていることに影響していると考えています。子どもにとって遊びは人生を切り拓く力を培う時間でもあります。
堀江貴文さんも「本気で遊び尽くす人」が生き残ると語っているこれからの時代だからこそ、余計に子どもに遊びを保障することは大事だと考えます。松永さんもそれを教えてくれているように思います。

総評

☆☆★★★(星2つ)
やりたいこと(好きなこと)を見つけて、圧倒的な行動をしよう。自分だけの「強み」を見つけて、ブラックオーシャンを目指そう。この手の話はある意味よくあります。20代の頃だったらもう少し心に響いたかもしれませんが、これまでに何度も見てきたパターンだったので、そこまで新しい気づきはありませんでした。
ただ、こうやって子どもの頃から好きだった遊びを仕事にしている姿には素直に力をもらいました。

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