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どのようにして海外旅豆本を作っているのか(2)旅行先での写真撮影

ハンドメイド作家のPlava Stabloこと、青木弘之です。

2/1に行われた、海外旅豆本に関するトークイベントでお話しした内容を振り返る第二回は、海外旅豆本を作るうえで必要な素材の一つ、海外の旅行先でどのように写真を撮影しているかをお話ししたいと思います。

※第一回の「どこに旅行に行くのか」については、以下のリンクをご参照ください。

どうやって写真を撮影するか?

まず、写真撮影には、普通のデジタルコンパクトカメラを使用しています。当初はPanasonicのLumixを使用していましたが、何回か壊しては買い替え、現在はSonyのCyber-shot DSC-WX800を使用しています。

私の場合、そもそも写真撮影が趣味ではありません。基本的に撮影するのはスナップ写真なので、片手で持ちやすく、撮りたいときにすぐ撮れるカメラがいいのです。一眼レフでは、重いし、片手で気軽に撮るのが難しいし、何より値段が高いし…

それでも、豆本とは言え、本に載せるため、きちんとした写真は撮りたいので、動かないもの(特に建物)は、できるだけ全体が収まるように、しっかり構図を考えて撮影するように心がけています。

振り返ってみても、海外旅豆本を作る前と後の旅行で撮影した写真では、明らかに構図の違いがわかります。

2009年5月に旅行した、エストニア・タリンのアレクサンドル・ネフスキー聖堂です。

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2016年6月に再訪した時の写真です。

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写真撮影は屋外のことが多く、日が暮れた後にはめったに撮影はしないのですが、多少暗くとも、基本的にフラッシュは使わないようにしています。周りに対して、いかにも写真撮っています、という雰囲気を悟られるのが嫌なこともありますが、手振れに十分気をつければ、少しぐらい暗くても、結構きれいに撮れるものです。

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あと、最近の海外旅行先では、スマートフォンの内蔵カメラで記念写真を撮る観光客の姿をよく見かけますが、私はスマートフォンは使用しません。理由は、タッチパネルのシャッターが使いづらいからです。どうも、タッチしてもうまく反応してくれなくてシャッターが押せていないことが多く、シャッターチャンスを逃してしまいがちだからです。

ちなみに、私が海外旅行以外で写真を撮るのは、SNSに記事を投稿するためぐらいです。その際は、スマートフォンの内蔵カメラを使用しています。それでも、コンパクトカメラ並みに良く撮れると思うので、店頭のデジタルカメラコーナーからコンパクトタイプの商品が減っていくのもわかる気がします。

どんなものを撮影するか?

まずはなんといっても、できるだけその国らしいものを撮影します。ですので、普通の旅行ガイドブックに載っている、いわゆる定番観光スポットも、被写体としてはやっぱり侮れません…私はジャーナリストではありませんし、観光客が立ち入らないような場所には進んで入り込むことはしません。まあ、歩いていて道に迷って入り込んでしまうことは正直ありますけど…

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旅行先では街歩きがメインなこともあって、日常の街の風景も好んで撮影します。旧・新市街に分かれている街も多いのですが、新市街は、正直どの国も似たような感じなので、旧市街を中心に歩くことが多いです。歩いていて、なんか日本では見慣れないというか、気になったものは写真に撮るようにしています。ただ、地元の人がこちらを注目しているような場合は、一言声掛けして、写真を撮ってよいか確認はします。

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あと、旅行先の国のことば(文字)が入っているものなど、正に異国情緒を味合わせてくれます。お店の看板などは撮影に最適ですね。特に特にアジアは文字が豊富なので楽しいです。

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海外旅豆本で欠かせない被写体とは?

旅行先によっては、これといった特徴がないところがあったりします。日本人にとって馴染みの薄い国だと、どうすればこの国の雰囲気を感じ取ってもらえる写真が撮れるかなあ…と悩むこともあります。そういう時、まずは押さえておこうと思う被写体がいくつかあります。

まず第一は、教会(またはモスク・寺院)です。私はヨーロッパに旅行に行くことが多いのですが、カトリック・プロテスタント・東方正教など宗派によって教会の外観や内装も異なっていて、一番その国の特徴の出る被写体だと思っています。そして、何よりうれしいのは、たいていは無料で入れるところです。歩き疲れた時、ちょっと休息することもできるし、とてもありがたい場所です。

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次に市場(マーケット)です。食材など、お店に並んでいるものに特徴があって、お国柄が現れる場所です。市場も、無料で入れるのがいいところですね。

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あとは食事(料理)でしょうか。私は、旅行先では、基本的に現地のローカルフードをいただくようにしています。レストランや屋台、市場の食堂などで、その国ならではの食事をいただくのは旅行の大きな楽しみです。ただ、物価が高い国では、毎日レストランというわけにもいかず、ファストフードをいただくこともありますけど…

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次回は、海外旅豆本を作るうえでもう一つ必要な素材である、旅行先での、現地製の布地の調達についてお話しいたします。

「旅から生まれた豆本」販売中です。昨今の情勢により、イベント出店予定がことごとく中止になっておりますので、以下のハンドメイド通販サイトをご利用いただけると幸いです。






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