はるばるやって来ましたポルトガル
ハンドメイド作家のPlava Stabloこと、青木弘之です。
ヨーロッパ最西端の国ポルトガルを訪れたのは、2017年2月のことでした。いつものようにネットで航空券を探していた時に、トルコ航空のイスタンブール経由リスボン行きのチケットが5万円台で出ていて、観光シーズンからは外れていましたが、迷わず予約を入れてしまいました。
後から調べてみると、2月のポルトガルはあまり天候が良くないとの情報でしたが、実際行ってみると、思った以上に天気が良くて、ほとんど雨に降られることもなく、快適に旅を進めることが出来ました。
ポルトガル滞在は10日ほどで、いろいろと行程を考えた末、首都リスボンと、北部の街ポルトを拠点として、周辺の街を歩いてみることにしました。
首都リスボンに到着したのち、まずはリスボンで一泊して、翌日列車でポルトに移動、四泊してからリスボンに戻り、また四泊するということで、団体ツアーなら確実に行くであろう、中部の街コインブラや、南部の街には訪問しませんでした。
リスボン周辺の観光は、旅行の後半に控えているので、旅行初日はさっとリスボンの街中を歩いただけでしたが、早速目を引いたのが、街中の建物に装飾されているアズレージョというタイルでした。これだけ見れば、もうポルトガルに来た、という気分に浸れます。
ポルトガルの布探しも、ガイドブックにも載っているリスボンの生地屋さんで、早速初日に購入してしまいました。ポルトガル伝統柄のプリント生地が豊富にあって、荷物になると分かっていながらも、ついつい手に入れてしまったのでした。
列車で北部の街ポルトに移動し、ポルト観光以外にも、屋外市場が立つバルセロスや、国境を越えてスペインの港湾都市ビーゴにも足をのばしました。
バルセロスの市場でも、ポルトガル伝統柄の生地を購入しました。リスボンの生地屋さんで購入したものとは、柄が多少違っていました。
バルセロスのシンボルと言えば、ニワトリです。お土産として、ニワトリの置物があちこちで売られていました。
スペインのビーゴへは、列車で移動しました。スペインは2008年に一度訪れたことがありますが、この時はまだ私は社会人で旅豆本を作っておらず、現地の生地など購入していなかったので、街の観光も兼ねて、スペイン製の生地を購入しようともくろんだのです。そうすれば、スペイン編の旅豆本が仕立てられますものね。
ビーゴはスペインの街ですが、ポルトガルから来ると、あまりポルトガルの街と変わらないように感じました。郵便ポストや、食堂で出るビールの銘柄などでスペインだなあ…と気づかされる程度でした。
ポルトはポルトガル第二の都市だけあって、賑やかでいろいろと見どころも多く、街歩きも楽しいところでした。
特に、ドウロ川に架かるドン・ルイス1世橋の景色は印象的でした。
首都リスボンに戻り、下町のアルファマ地区に宿泊して、リスボンの周辺の街歩きをしてきました。
ポルトガル旅行で一番行きたかったところ、ヨーロッパ最西端のロカ岬では、大西洋がひたすら広がる光景を前に、しばし佇んでいました。
もう一つ、ポルトガルでやってみたかったことに、アズレージョの絵付けがありました。リスボン近郊のアゼイタオンという街に、アズレージョの工房が多いことを知り、路線バスに乗って移動してきました。
工房では、職人さんが実際に絵付けをしていて、工房の内部を見学させてもらったあと、私も絵付け体験をすることにしました。サンプルの絵柄もいくつかあって、参考にさせてもらいました。
リスボンでは、名物のケーブルカーに乗ったりしながら、坂の多い街を歩き回っていました。幸い天気も良く、観光客も思った以上に多かったです。ポルトガルは、ヨーロッパの中でも物価が比較的安いので、旅行には人気の場所なんだなあ…と実感しました。
「旅から生まれた豆本」ポルトガルは、リスボン編とポルト編がございます。どうぞよろしくお願いいたします。
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