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バス路線紹介  3.高24系統 準急便

ご覧の皆様


こんばんは。greedy platypusです、
土曜日ということで、バスの話をしたいと思います。今回は、東京都を走る最近できた連節バス路線のご紹介です。

前回の記事はこちら⤵

京王バス 高24系統(準急)

第3回は、高尾を走る連節バス路線、高24系統準急をご紹介致します。

高24系統は、高尾駅南口から館ヶ丘団地までを結ぶ短距離な路線です。早朝夜間を除き、途中にある東京医科大学八王子医療センターも経由します。
途中のバス停は、医療センターを含めても、6つしかありません。

途中坂が多いこともあり、かなり利用者がいる路線で、日中でもかなりの本数が運行されている区間です。

そんなこの区間に、平日に限り連節バスが運行されています。

館ヶ丘団地にて

連節バスで運行される便は、「準急」という扱いになり、途中のバス停6つのうち高尾駅寄りにある3つのバス停(狭間町・上舘・北館ヶ丘)を通過するようになっています。

連節バス & 「準急」の種別

そもそも連節バスとは、大型バス2台分の長さがある大変輸送力の高いバスになります。
車庫の用地・道路状況次第で導入出来ないケースもあるため、そもそも都内で連節バスが走っていることだけでもレア要素が高いです。


連節バスの長さ(大型バス約2台分)
背面には、追い越し注意のステッカーがあります



それに加えて、
「準急」という種別も、大変貴重です。

急行バスなら、一般の路線バスでもたまーに見かけますが、「準急」という種別は関東で2例しか私は知りません。
ちなみに、関東にあるもう1つの準急は、埼玉県入間市を走る西武バスの路線です。(後の回で、取り上げます)

この路線は、貴重な要素が2つもある面白い路線なのです。

なぜ連節バスが走っているのか

運行形態は、
朝の高尾駅発団地行き1本と
夕方の団地発高尾駅行き4本です。

あれっ、通勤需要と逆方向だ! と思われた方もいるかもしれません。

実はこちらの連節バスは、館ヶ丘団地付近にある穎明館高校への通学需要に対応したものになっています。

通学で使われる方が多くいらっしゃるため、連節バスを使ってその需要に対応している、ということになります。そのため、平日のみの運行になっております。

あまり乗りにくい路線ではありますが、
連節バスが走る路線にしては、そこまで道幅が広くない道を走行するだけでなく、坂が非常に急であるため、運転手さんの高度な技術が遺憾なく発揮されている路線です。

短い乗車時間ですが、連節バスを気軽に楽しめる路線でもあると思いますので、機会があれば是非足をお運びください。

今日は、この辺にしようと思います。
以下に、路線の概要・見どころをまとめましたので、そちらも是非ご覧ください!
それでは、また明日…


高24系統(準急)の概要

運行会社:京王バス
運行本数:平日朝に高尾発1本・平日夕方に館ヶ丘団地発4本
全線走破の所要時間:10分~15分
運賃:均一180円

個人的な見どころ3点
1.連節バス&準急
東京からは遠いですが、手軽に連節バスに乗れる路線だと思います。夕方の団地発は始発からなら確実に座れます。準急のため、バス停を通過する体験が出来ることも魅力ですね。

連節バスならではの側面表示
(ドアは3つあるが、乗車は真ん中・降車は前からです。)


2.坂と曲がる回数の多さ
連節バスですが、途中急坂を通り、カーブもそこそこあります。特に、高尾駅付近と医療センターでは、ロータリーに入る前後でかなり曲がります。
連節バスで、ここまで曲がる回数が多い路線も、珍しいかもしれません。

3.ダイヤの工夫
連節バスが止まらない3つのバス停に関しては、夕方の時間帯で医療センター始発の高尾駅行き各停バスを運行しています。

通過するバス停への需要にも、しっかり対応している点は、抜かりがないな〜 と感じました。

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