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東京03を見に行ったら電車止まった

先日、Twitterをしていたらこんなツイートが流れてきた。

このツイートは私に向けてだと思ったので、急遽チケットを取った。イープラスにログインするのは久々だ、などと回顧しながらコンビニにチケットを発行しに。このワクワク感がたまらない。

広島行きを決めたのはこのツイートの直後、即ち水曜日だった。とりあえずチケットを購入し、その他のことはあとで適当に決めるつもりだった。ノープランすぎるが、これも旅っぽいなと前向きに捉えることにした。the楽観視である。

チケットを買って気付いた。そういえば公演初日である金曜日は大学の講義があることを。私は真面目なので講義をサボるということが出来ない。所要時間と講義の終了時間を計算した結果、なんとから公演開始10分前くらいに着くらしい。スリルがあった方が面白いので、このまま金曜に備えることにした。


金曜日は雨だった。梅雨である。今思えばこの時点で九州、中国地方には大雨が予想されており、土日は記録的な大雨になるという予想がなされていたが、そんな都合の悪い情報なんてシャットダウンしていた。講義が終わり、ダッシュで駅に向かい(傘を忘れていたのですでにやんわり濡れている)新幹線のチケットを急いで取り、なんとか乗り込んだ。

急ぎながら撮った広島

広島駅に着いたのは6時前。計算ではこのままバスに乗り込めばなんとかなりそうである。一応どのバス停で乗ってどこで降りるのかはなんとなく調べていたが、なんかいっぱい人が並んでてそれっぽいバスに乗車。なんとか会場に着いた。雨のせいで若干の遅れがあり、開演5分前の到着となった。バスを降りた同じ志を持った人たちもダッシュしていた。


東京03の単独ライブ、面白かったです。

終演後の雰囲気

※これから先東京03第25回公演「寄り添って割食って」のネタバレを含みます。ネタバレされたくない方は読み飛ばしてください。

東京03のコントは子どもの頃からずっと見ていた。
単独ライブのDVDでも数えきれないほど見たし、キングオブコント優勝のVTRも、YouTubeも好きだ。

暗転から明転に変わり、最初のコントを見終わると、感動と笑いで涙を流しながら笑っていた。過去にも何度かコントライブやトークライブで生の芸人さんを拝見したことはあるが、明転して彼らが舞台に現れると必ず感動する。やはり生で見るというのは違うな、と感じた。

コントもとても良かった。塚っちのツッコミや角ちゃんのワードで見せる笑い、豊本のサイコパスキャラなどと東京03らしさ全開で満足だ。

関係ないけど自分の中で飯塚は塚っち、角田は角ちゃんなどと愛称があるのに豊本は豊本だ。呼ぶとしても豊美と呼んだりする。そういえば今回は豊美ネタがなかったな。

公演終了後には東京03の3人がお見送りをしてくれた。私はグッズの購入で戸惑っていたので最後の方の列に並んでいた。東京03の3人はにこにこで手を振ってくれたのでにこにこで手を振り返した。来年も参戦しようかと思う。

ーーーーここまでネタバレですーーーーー


その後、これまた適当に予約したカプセルホテルに泊まった。カプセルホテルといえばドクターマリオみたいなカプセルに泊まるのかな、と想像していたが、中は意外と広く快適だった。ペヤングを食べたりした。なぜかシャーロックホームズを読んだ。

朝。起きると、どうやら大雨の予報だ。元々は一日広島観光をして移動費をケチるため在来線で帰る予定だったが、電車が止まっちゃうかもなので少し早めに広島を旅立つことにした。色々見たいところはあるが、また来ればいいやといった塩梅である。

変な遊具

公園に寄ったり、美術館に行ったりした。朝早い時間だったので誰もいなかった。貸切美術館は、館内にいる説明員みたいな人にジロジロ見られて気まずかった。大怪盗だと思われてる??

相変わらずデカい

そごうに行き、ポケモンセンターなどにも行った。ポケモンSVをいまだにプレイしていないため、店内のSV化に着いていけず、アグノムを抱えた。早くポケモン最新作しないと。

もたもたしていると時刻は1時を過ぎた。流石に帰路につかないとまずい、と広島駅で切符を買った。広島は都会なので改札の中にも飲食店がある。適当にモスバーガーを食べて電車を待つ。

こっちはしょぼめ


電車に乗り込む。岩国行き。そこでまた乗り換える。こうして広島を後にした。空は曇天模様で、雨は降っていなかった。


岩国から西に向かう。もうちょっと暇なので本でも読もうか、と思ったその時、電車は駅で停車した。たまにこういう駅あるよな、と思い待っていると車内にはマイクを入れた時のガサゴソ音が響いた。

「この先では大雨が予想されるので運行を中断します」みたいなニュアンスのアナウンスだった。

ん??運転見合わせ!?!?

ここで初めて、今回の大雨のやばさに気付いた。
まあ2時間程度待つ羽目になるのか、などと高を括っているとまたアナウンスが。

「山陽本線での本日の運行は取りやめます」

え???????まてまてまてまてどうやって帰ればいいんだ私は。いやまて、こういう時は代行バスが出るんじゃないか?

「なお、代行バスですが、今のところ運行は予定しておりません」

終わりました。帰れないらしいです。この変な田舎の駅で降ろされる羽目になった。一応切符は払い戻してもらい、その場をウロウロする。私の他にも何人か降ろされた人がいた。彼らがなんかなぞのバスに乗り込んだのを見て、乗るしかないこのビッグウェーブに、と思い乗り込む。


そのバスはどうやら大きい駅まで向かうみたいだ。とりあえず一安心だ。バスの車窓から雨足が強まっているのが見える。途中雷が鳴り、みるみるうちに道路が冠水していく様子は恐ろしかった。ほんとに記録的な大雨なんだなと改めて思い知らさせた。

やっとの思いで大きい駅に着く。新幹線の表示を見るとかろうじて動いていたので短い距離だが新幹線に乗る。帰りの新幹線代をケチった人間が、結局新幹線のチケットを買うという故事成語みたいな状況である。

新幹線も若干の遅れが生じていたが、なんとか無事に目的の駅まで辿り着くことはできた。そこからは気合いのタクシーで帰宅。かかった費用には目を瞑ることとする。

次の日、博多〜広島あたりの新幹線は運転を見合わせ、また山口県周辺の電車は全て止まっていた。後1日帰るのが遅れたら、もしどこかで泊まる決断をしていたらもっと恐ろしいことになっていたはずだ、と不幸中の幸いに感謝する。反省はしていない。むしろこのイレギュラー感が旅っぽくていいななどと楽観視している。ほんとに洒落にならないくらいの大雨だったので、気をつけてください。

教訓。雨の日は家から出るな!!

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